ダイハツの不正問題から考えていた事なんですけど、軽自動車を買う人って何を目的で選ぶのか?
多分ほとんどの人は
「維持費が安いから!」
ということに尽きると思います。8割くらいは維持費が理由ですよね?
しかし、昔は安かった自動車税は値上がりをしています。
以前は毎年払う自動車税が7200円だったのに対して、10800円です。
その上のクラスになると1000cc以下の小型車が29500円なので、実質2万円近い差額が毎年生まれることにはなります。
重量税については軽自動車はエコカーのものであれば5000円。それ以外は6600円。
車両総重量が2tまでのものに関してはエコカーなら10000円。です。
こうやってみると、自動車税は年額2万円ほど費用が変わりますけど、車検ではそれほど大差なくなってきています。
昔の軽自動車のイメージって、買う時は安いし維持費はかからない。ただし鉄板が薄いからぶつかったら危険。
こんな感じでした。セカンドカーに軽自動車を買う人も多いし、田舎なら一人一台は必要な地域があるので、維持費の安いという目的で買う人が多かったです。
衝突安全性については、価格を考えればまあしょうがないかなと。こんなイメージでしたね。
が、今の軽自動車っていいグレードのターボ車になると車体価格が軒並み200万円を超えてきます。
一番いいグレードでオプションをあれこれつけると、見積もり総額で300万円を超えることだってざらなんです。
300万円の車って、一昔前ならミニバンが買えましたよね。初代ヴォクシーやセレナ、ステップワゴンなんかも買えました。
300万円出して軽自動車を買う人って、維持費が安いからというのもあるんでしょうけどどうなんだろうって。
平成10年以降に軽自動車のボディサイズが拡大されたのは、クラッシャブルゾーンを確保するためです。つまり、衝突安全性がこの頃から向上しています。
軽自動車だから、安全性が低くてもいい!というのは車体価格200万円オーバーの車にはもはや言い訳にしかすぎません。
ダイハツはこの辺の意識が希薄なのかもしれないですね。
自動ブレーキ一つとってみても、ダイハツのスマートアシストよりもホンダセンシングや日産・三菱のものの方が性能が高いです。
軽自動車に300万円払うのなら、その内容をよく考えて買った方がいいと思います。