タイヤ交換の時期になって嫌だなぁと思うのは、クリップボルトの損傷です。
これが意外とトラブルなんです。例えば車検整備などでタイヤを脱着していて、その後にネジがおかしくなった!
と、言われれば無償で修理してあげないといけません。これはまあ最後に触ったのはうちの会社の整備士だから・・ということでしょうがない。
ですが、一見さんがやってきて、ナットを外そうとした瞬間終わったわーというのが一番こまります。
では、クリップボルトを守るにはどうすればいいか?
当たり前のことですけど、トルクレンチを使うこと。
ちゃんとした規定トルクで締めないと、ネジ山がダメになってしまいます。
オーバートルクはもちろんダメだし、ゆるすぎてもダメ。緩んできてその振動でネジがダメになります。
あとは貫通ナットがダメです。ネジ山が露出するんでそこからサビが発生してかじってしまう。
雪国ではあるあるのトラブルです。
そのため、ホイールナットは袋ナットに交換するべきなんです。
ネジ山を外へ露出させなければ異物を噛み込むことも、錆びることもないですから。
これはとても重要です。
あとは脱着時にネジ山を掃除すること。
僕はタイヤを脱着する際にはクリップボルト・ホイールナットともにネジ山をパーツクリーナーで洗浄します。
クリップボルトって、メーカーである程度共通してますけど長さが違ったりするので、取り寄せないといけないのがほとんどです。
さらにはベアリングやハブを抜かないと交換ができない車も多い。
つまり、ダメになった瞬間、車を預からないといけないので困るのです。
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