ミニカに乗ってる人から、
「走行中ゴーという音がするので修理して欲しい」
という相談を受けました。
テスト走行してみると、明らかにハブベアリングらしき異音が出てます。
記録簿をめくってみると、半年前の車検でRrハブベアリングを交換されている・・。
ピンポイントにダメな箇所を診断していくと、右のRrハブベアリングからの異音でした。
交換後半年足らずでダメになる・・。これは・・・。
三菱系に限らず2WDのハブって、締め付けトルクをあやまるとすぐにダメにしてしまいます。
おそらく、半年前に交換されたであろう時も、トルク管理が曖昧だったのではないかなと。
こういう場合、本来なら修理した工場へクレームを出すのがいいと思うんです。修理箇所に不備が出た場合、整備記録簿には保証の役割があります。
ベアリングは一体型ではなくて、インナー・アウターと2個使っています。
外す時は、ハンマーで撃ち抜きます。
圧入する時はプレスを使います。
構成されるのはこの4つ。
ベアリングインナー・アウター・カラー・ロックナット。
新しいベアリングは古いベアリングを治具として使い、プレスで圧入。
片方のベアリングを圧入したら、カラーを入れるのを忘れないように。
このカラーもトルク不良でダメになります。
圧入完了。
ベアリングを交換したら、ハブのロックナットを規定のトルクで締め付けます。
数字は84±14N・mです。
今でもトルク管理ができてない工場が存在することがびっくりしました。
ベアリングは重要箇所ですから、必ずトルク管理をしてください。
ベアリングとプーリー、各スプロケットはトルク管理必須です。
YouTubeもやっています。いろんなグッズを試したり、実験を車でしていますのでよかったらチャンネル登録お願いします。
MHOちゃんねる メインチャンネル毎週金曜20時更新
MHOえんぢにありんぐ YouTuber チームMHOにスポットを当てたサブチャンネル
その他運営SNS等
【MHO ENGINEERING】 365日毎日更新 メインサイト
【Twitter】 フォローお願いします