MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

ダイハツ車の増えているシートベルト警告灯のトラブルについて

ダイハツ車で立て続けに遭遇したので、書いておきたいと思います。

 

シートベルト警告灯についてです。

 



まず、シートベルト警告灯はちゃんと機能しないと車検に通らなくなります。

 

今回遭遇したのは、シートベルトをちゃんと装着してるのに警告灯が消えない。というトラブルです。

 

シートベルトの警告灯で一番真っ先に考えられるトラブルは、運転席シートベルトのキャッチです。

 



シートベルトを差し込むキャッチですが、この内部にスイッチが内蔵されています

 

これが壊れていると警告灯が正常に機能しません。

 



そのため、シートベルトキャッチという部品を交換することが多いです。

 

が、今回はこのキャッチを交換しても警告灯が消えないというトラブルについて。

 

実はダイハツ車の場合、助手席側もシートベルト警告灯を点滅させる要因になります。

 

その条件はなにか?助手席に人が乗ってるのに、シートベルトをしていない場合、シートベルト警告灯が点滅します。

 



人が乗る乗らないを何で検知しているかというと、シートの中に内蔵されている着座センサです。

 

そうなんです。シートベルトをしているのに警告灯が点滅して止まらないという時、この着座センサがダメになっていることがあるんです。

 

着座センサは写真中央に見えるペラペラしたプリント基盤です。

 

点検の方法は簡単です。

 

1、シートベルト警告灯が運転席側のシートベルトを装着してるのに点滅が消えない

2、助手席に荷物が何も乗っていないか点検

3、助手席下の着座センサのカプラを抜いてみる

 

これで警告灯の点滅が消えれば着座センサがあやしいです。

 

この着座センサは単純にスイッチングをしているだけのようです。

 

着座センサの上流カプラを直結させると、助手席に人が乗っていると判断するのと同じで、運転席シートベルトをしていても警告灯は点滅します。

 

つまり、この着座センサが何らかの原因で内部ショートしていたりすると、助手席に人や荷物を乗せてなくても警告灯が点滅してしまうのです。

 

もちろん助手席のシートベルトキャッチにもスイッチが内蔵されているので、着座センサに問題がなくてもここでダメになる可能性もあります。

 

ダイハツ車で着座センサは、部品が改良されているようで、車体番号で改良品がついているかどうかの適合ができます。

 

ご参考までに。着座センサは2250円です。

 

 

 

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