珍しい車です。マツダのボンゴブローニィ、SREAVという型式のガソリン車です。
昭和60年式です。
タイミングベルト一式交換作業です。ちなみにこの車、ブレーキシューの接着が経年劣化で剥がれてしまったことがあります。
流石にエンジンもいきなり止まったら困るということで、距離はそんなに乗ってませんがタイミングベルトの交換になりました。
走行距離はまだ5万キロくらいです。
今も昔もボンゴでこの手の作業が入る場合、運転席シートなどを外します。
するとこのようになります。
当然のことながらキャブ車です。
続いてラジエターを外す。ラジエターを外さないと、作業スペースが上手く取れないからです。
この車はラジエターを外すとき、ラジエターのロアタンクについている水温センサを外してあげないとひっかかって抜けない。
ラジエター自体は10mmのネジで上から2本で止まっているだけ。
先にファンとシュラウドを外してあげないとラジエターを抜くスペースが無い。
ラジエターも年季がはいってますね。
ベルトを外してクランクプーリーを外します。
エンジンはFEというものを積んでいます。
ベルトカバーを外していきます。
困ったことに、このエンジンのマニュアルが見つからない・・。
マツダに聞いてもないというので、他のボンゴに載ってるボンゴのガソリンエンジンを参考に作業を進めていきます。
クランクの合いマークはこれでしょう。多分。
カムはこれかな?まあ外した通りに組むので大丈夫です。
カムシャフトオイルシールを交換します。
クランクのオイルシールも交換。ちなみにカムとクランクは同じオイルシール?と部品屋さんが言ってました。
ウォーターポンプも交換。
ちなみにウォーターホースなどはやはり廃盤になっているものばかりです。
タイミングベルトは純正をチョイス!まだ部品が出ました。
ウォーターポンプを組み付けていきます。
テンショナも交換してベルトを装着。
張りを与え、テンショナーをロックしたら一応クランクを2回転まわす。
カムとクランクの合いマークがずれていない事を確認して元に戻していきます。
あとは元に戻していきます。
各スプロケットやプーリーの締め付けトルクもわからなかったので、他のボンゴの情報を調べつつ、外す前にマーキングして、大体同じ位置にくるように締め付けました。
ネジの太さからしても妥当な締め付けトルクだと思います。
交換した部品たち。
タイミングベルトは亀裂がやはり入っていました。
よくもったなと思います。
ボンゴブローニィのタイミングベルト交換でした。
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