最近の車ではあまりない事例なんですが、一昔前の車で多かった事例です。
それはハンドルを回している時に、カサカサという音がする。
特に三菱の軽自動車に多い傾向がありました。
ハンドルを回している時にカサカサ音がでるのは、実はちょっとまずい状況です。
カサカサ音の正体はこれです。
エアバッグスパイラルケーブル、ロールケーブルなどと呼ばれている部品。
これは簡単に書くとエアバックの配線です。
エアバッグって、当然電気的なスイッチがないと展開しません。
しかしハンドルに付いているエアバッグにどのように電気を供給できるか?
それがこのスパイラルケーブルの役割です。
この部品はハンドルの下に鎮座していて、ハンドルの動きと同調して中のケーブルが伸びたり縮んだりします。
カサカサ音がするとなぜまずいかというと、中のケーブルが何らかの原因で折れ曲がったりしてしまっているからです。
エアバッグスパイラルケーブルはこのようにプリント配線が長く巻かれています。
きちんと巻かれていれば音は出ませんが、カサカサいう時は大抵折れ曲がって断線しかかっているんです。
SRS警告灯が点灯する原因のほとんどが、このスパイラルケーブルの断線です。
今の車のものは分解したことがないのですが、10年前くらいのものはプリント配線がよく断線しました。
もちろん重要な部分なので付け焼き刃で、断線箇所をつなげるということはできないので交換です。
メーカーにもよりますが、8000円〜15000円くらい部品代だけでかかりました。
ハンドルからカサカサ音が出てきていたらケーブルが切れる前兆です。
程なくしてSRS警告灯が点灯したら、断線したということになりますので。
ご注意ください。
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