ブレーキの整備でまっさきに思い浮かぶのは、ブレーキパッドの交換です。
ブレーキパッドはディスクブレーキのパッドです。自転車のフロントブレーキを想像するとわかりやすいです。
回転するホイールをゴムのパッドで押さえつけて止めていますよね?車の場合は各タイヤの奥にそれぞれブレーキがついています。
ディスクブレーキでは、使ってくるとブレーキパッドが減っていきます。ブレーキローターは錆びやすいので、研磨をしたり時に交換も必要になります。
ではドラムブレーキはどうなのか?
ドラムブレーキは、ディスクブレーキよりも交換頻度は低いです。
ブレーキシューは、ブレーキパッドに比べて最初から残量が薄い物の交換に至るまではそこそこの距離を走る必要があります。
ブレーキドラムを摩耗で交換したというケースはほぼ見かけません。乗用車レベルなら、ブレーキドラムはほぼ一生ものの部品に入るかな。
それでも時としてドラムを交換しないといけない時があります。
今回見つけたのは、ドラムにクラックが入っていました。
ハブの接触面とブレーキシューが当たる段差部分に亀裂が入ってるのがわかります。
このままだとブレーキをかけたときに、ここから一気に割れる可能性があるので交換しました。
もちろんずっと長く使ってくれば、ブレーキドラムも減ってきます。
摩耗限度まで減ってしまったら交換しないと駄目ですね。
ブレーキドラムが摩耗するのは、珍しいです。
今回のように外部に亀裂などがあったり、損傷がある場合に交換するケースの方が多いです。
ドラムを眺めてみて、クラックなどが入っていないか点検するようにしてください。
たまにこういうクラックが入ってるものを見かけます。