基本的にドラムブレーキのブレーキシューが減ってくると、全数交換せよ!というのがブレーキメーカーの主張です。
一番の理由はバランスが崩れる為。
考えてみるとわかりやすいです。
ブレーキパッドで例えるとわかりやすいです。ブレーキパッドって、ローターをパッドで押さえつけます。
この内側と外側のブレーキパッドの片側だけ交換するとどうなるか?
効きの性能差が違うため、非常にバランスが崩れることが容易に想像できます。
ドラムブレーキの場合は、リーディングシューが減りやすいんです。
リーディングというのは車両前方側のブレーキシューです。
最初に動き出すということと、前荷重になるからという理由で、リーディングシューが減りやすい。
極端な話、リーディングの方が減りが2倍速いと言っても過言じゃないんです。
それなので、減っている片側だけ交換するという選択肢が生まれます。
お客さんがどうしても、整備代を節約したい場合などに片側だけ交換することがあります。
今回僕はとある中古車を買ったんですが、走行距離が15万キロ突破していて、ブレーキシューが減っています。
この車はあまり費用をかけないで、考えてる使い方をしたいので、片側だけのシューを注文しました。
会社ではほぼ最低限度で車検を取ってきましたが、手を入れないといけない部分がたくさんあるので。
延長戦で、残りは自分の家で修理しようと思ってます。