関越道の大雪による大渋滞がまだ記憶に新しい中、北陸道でも大雪による大渋滞が発生しました。
報道では関越道の大雪時には電気自動車がいなかったとされています。
ここにきて浮き彫りになった電気自動車と大雪の相性ですが、結果を先に書いておくとガソリン車に比べると電気自動車の方が非常に雪に厳しいです。
理由は、ガソリン車のように給油ができないということにつきます。
もし高速道路で大渋滞に遭ったとして、ガソリン車であれば携行缶にいれたガソリンを持ってきてもらえます。
しかし電気自動車の場合、それは現在では不可能。移動式の充電設備を持った車はありますが、そもそも渋滞している時点で、電気自動車までたどり着けない。
ここが電気自動車が大雪に弱いとされるところでもあります。そして、電気自動車に限らずバッテリーは外気温が下がれば下がるほど性能が落ちます。
夏に100%発揮できても氷点下0度以下の環境では80%くらいの性能しか発揮できないというイメージです。
ではもし、電気自動車で大雪の渋滞にはまったらどうするべきか?
電熱で暖を取ることが有効!
電気自動車のヒーターはやはり電力を使います。
意外と知られていないのが電熱器具は、思ったよりも電気を使わないということ。
ヒートポンプ式のヒーターを使うと、車を起動させてヒーターも稼働させるということで、バッテリー容量をどんどんと喰ってしまいます。
ここでお勧めなのが、車のヒーターは使わないで電熱グッズを使って暖を取るという方法です。
僕が使っている汎用のシートヒーター。シガーソケットに入れて使いますが、これが暖かい。
USB電源で使えるヒーターもあります。
こういった電熱の毛布を買って、暖を取る。
車のヒーターを稼働させるよりもよっぽど電力を使いません。5VのUSB電源でも十分に暖かくなれるし、モバイルバッテリーでも稼働させることができます。
電気自動車の電源をONにして車のヒーターを使うと、もちろん暖かい風が出てきますが、バッテリーへの負担が大きいです。
だったらこういう電熱系のアイテムを使ってしのいだ方がよっぽど長時間耐えられるんです。
ステアリングヒーターやシートヒーターって、意外と電気を使わないんです。車のヒーターを使うんだったらこっちを積んでおいてください。
あとはもう高速に乗ったらとにかくSAでこまめに充電をしておくこと。今はこの位しか対策はとれませんけど、覚えておいて損はないと思います。
一番は雪が降るとわかっている時に高速道路などは乗らないほうがいいかもしれませんね。