この前ツィートしたこちら。
【タイヤ交換出来ない悲劇】
— チームMHO 自動車整備士YouTuber (@teammho) 2021年1月9日
ガリゴリガリ、
僕「なんの音?近づいて来る」
新人「せ、先輩ホイールが走ってきます」
客「いやータイヤ交換の仕方が分からなくて。到着して良かった!交換お願いします」
新人「ボーゼン」
僕「こ、こうなる前に電話下さい」#タイヤ交換出来ない人増加中#バースト pic.twitter.com/m8QP6u2Mmp
もちろん実際にあった話なんですが、ある意味すごいなって。
まずパンクを感じた時点でタイヤ交換ができない人って増えているのは事実で、それはわかります。
中にはスペアタイヤが入っていなくて交換ができない車も増えています。
大体その段階で車屋さんに相談の電話が来るパターンなんですが、中にはこういった漢もいるのです。
こうなってはタイヤやホイールはもちろん、足回りも点検しないといけません。段差を乗り越えたときにアーム類やボディにもダメージが入ってる可能性があります。
もしパンクをしたらパンク修理剤は使わないで!
日産GT-Rのようにランフラットタイヤであれば、パンクしてもサイドウォールが強化されている為、走行が可能です。
しかし普通のタイヤの場合、空気が抜けた状態で走行をしてしまうと、サイドウォールが駄目になってしまう。
すなわち、タイヤも交換しないといけなくなってしまうわけです。
スペアタイヤがあれば、パンクを察知した時点で交換すればいいんですが、スペアタイヤがない場合どうすればいいか?
今の車にはパンク修理剤が中に乗っています。しかし、整備士側から言わせてもらうと、できればパンク修理剤は使って欲しくないです。
何故ならば、その後にタイヤを外して掃除したりしないといけないわけで、その手間が相当掛かります。下手したら、中からタイヤも駄目になっちゃってるケースも多い。
ではどうすればいいか?
パンク修理剤と一緒にシガーソケットから電源を取れるコンプレッサーがセットになっています。
このコンプレッサーを使って空気だけを入れてあげればOKです。
パンク修理剤をつかうのではなくて、空気を補充しながら走ってあげる。本当はTPMSのようなものが付いていればいいんですけど。
TPMSはタイヤの空気圧をリアルタイムで表示してくれるとても便利なアイテムです。
今はネットでかなり安く買うことができます。
ただし、技適承認のものを買わないと、日本の電波法にひっかかるものもありますので注意です。
TPMSがついていて、仮にタイヤの空気圧が半分くらいになってしまったら補充をかける。応急的に空気を入れながら走れば、整備工場までたどり着けますし、タイヤも駄目にしなくて済みますからね。
TPMSが全車標準で装着される日を願っています。