MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

とある整備工場の日常とコロナウイルスによる影響。4月21日時点

末端の自動車整備業界で整備士として働いています。新型コロナウイルスが現場にどのような影響をもたらしているかの記録です。

4月21日時点の現状は?

僕が住んでいる長野県でも、緊急事態宣言が発動しました。自動車整備業務は、営業自粛要請などはかかっていません。しかしながら、陸運局でもカウンターには透明のフィルムを貼るようになりました。

まわりのスーパーも薬局も、お店のほとんどが透明フィルム対策をしているので、当社も同様の処置をすることになりました。

整備士が整備業務にあたる時は基本的に3密にはあたらないと思います。みんな自分のリフトでもくもくと整備をしています。どちらかというと、フロントや営業業務のほうがお客さんとの接点が高いです。

来客を減らすために、車検は出来るだけ引き取り納車をすることとしました。その時、引き取り班はマスク着用、医療用ゴム手袋(使い捨てのたくさん入ってるやつ)、ハンドルカバーとシートカバー、足元マットを持参していきます。

納車引き取りが増えて作業効率が落ちてはいますが、お客さんからの評判は上々です。やはり自分で店舗に行かなくていいというところが、安心してもらえています。

それでも、来店されるお客さんもいますので入り口にはアルコール消毒などを設置。できる限り換気をして業務に励んでいます。

僕が住んでいる地域でもコロナウイルスに感染したニュースが出て、いつどこで濃厚接触をするかはわかりません。

万全を期していても、感染する時は感染してしまいそうだと思っています。

内部を出入りしている部品屋さんも気を使ってくれて、店舗内へは立ち入らないで廊下へ部品をかごの中に伝票と一緒に入れてくれるようになりました。

車検期間の伸長も全国規模になりましたので、焦って車検をやらなくても大丈夫です。でも以前も書きましたが、後半が目に見えてきつくなるので、できる仕事はすべてこなすようにしています。

新車の納車は3月までにオーダーしていた分は納期のめどが立っていますが、問題はこれからオーダーした新車。こちらは全く不透明な状態になってきています。

新車が間に合うまでに乗ってる車の車検が切れてしまうケースなども考えられるので、整備業界で混乱が始まるのはもう少し経過してからかもしれません。

個人的な見解ですが、人命優先なのは間違いありません。ですが、経済を回さないと人命にかかわる人だって大多数います(僕も含みます)。きれいごとを言っていても、生活するにはお金が必要です。みんながみんな今まで通り働けないと、正常な社会にならないです。

5月6日までを緊急事態宣言とされていますが、その先はどうするのか?宣言を解除するほうが難しくなるのではないか?

解除したとたん、感染の第二波が押し寄せて、再度緊急事態宣言発動するのではないか?

自分の子供たちが感染したら、自分が感染したらだれが子供の面倒をみてくれるのか?多分同じことを考えている親御さんも相当いると思います。

おそらくみんなが思っている正解って存在しないと思います。ただわかっていることは、このまま自粛モードを続けると、経済が回らないがために人命につながる事態になっていくだろうと。僕はコロナも怖いと思いますが、経済がこれ以上停滞することのほうが怖いです。