お客さんが欲しい車をストックとして抱えていないと探さないといけません。
近隣の中古車店から業販してもらうこともあるし、ディーラーから業販してもらうこともあります。
それでもないとなれば、オークションで仕入れるということもアリとなります。
オートオークションで落札した場合、返品ができる期間があります。買ってはみたものの、こりゃ売り物にならない!という物件にあたってしまった場合、泣き寝入りをしなくて済むシステムですね。
今回、お客さんから依頼を受けて仕入れた車、外まわりと内装はとてもきれいでした。しかーし下回りを持ち上げてみると・・・
むむむ・・・。
なかなかに錆びているではありませんか・・・。
年式は5年オチです。おそらく車検時に防錆塗装はやってない模様・・・。
シャシ部分が錆びていたとしても、ネジ止めされている部品であれば交換が可能です。
それよりも問題なのはボディに錆て穴が開いている場合。
アームなどはやっぱり錆びています。
この車、お客さんに売るかどうかでそこそこもめました。整備士サイドは返品ができるならしたほうがいいという意見。
営業サイドはある程度下回り塗装を施して販売すればいいんではないか?これ以上の車が出てくる保証もない。
どちらも言ってることはもっともです。
両方の意見を主張していても平行線なので、ちょうど中間な立場にいる僕は、買う予定のオーナーに見てもらって決めてもらおうと提案。
ちょうどお互いの妥協案として受け入れられてオーナーに見てもらいました。
この程度の錆はどう思うか?値段によりけりかなと。5年オチで3万キロ程度。相場より安く買えるのであれば、まあこの位の錆ならアリかなと。
きちっと防錆処理をここから施せば、問題なく使えるレベルではあります。
中古車オークションって、自分たちで車の状況を把握しきれていないのでやはり不安が残ります。
結局オーナーはこの車を買っていきました。本人が納得している、それ以上の決定打はありませんからね。