車検整備をする時って、最初に概算見積書を提示されると思います。
その中に下廻り洗浄、下廻り防錆塗装という項目があります。これは何かというと、車を持ち上げて下廻りをスチームで洗浄。
乾かしてから塗装するという工程です。正直なところやってもやらなくても車検は通ります。
それでいて軽自動車でも1万円は超えてくるので、省く人も多いです。
もちろんシャシなどを防錆するという意味合いもあるんですが、実はこんなところにも影響が出てきます。
鉄のオイルパン。
アルミ製であれば、塩害などの錆には鉄よりは耐性がありますが、この通り鉄製のオイルパンは錆びてくる。
この車も残念なことにオイルパンが錆びて穴が開き、オイルが漏れてきていたんです。
オイルパンからオイルが漏れていたら流石に車検は通りませんので修理が必要です。
もちろん溶接などをして直す部位じゃなくて基本的には交換をしないといけません。
この車も毎回の車検時に下廻り防錆塗装をしていれば、塗膜が保護して穴が開くという事態にはならなかったと思います。
下廻り防錆塗装を勧める理由ってこういうところもあるんです。
もちろんATなどのオイルパンも然りです。
オイルパンの交換ってなかなか費用がかかります。2万円くらいかかる車もありますから。
車屋さんから塗装したほうがいいですよ！とアドバイスされている人は、塗装してください。
多分オイルパンなどがこのような状態になっている可能性があります。
錆止めも水性パスターではなくて、塩害ガードやらノックスドールのほうが絶対にお勧めです。
塗膜の厚さが違うので。
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