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現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

この先、トヨタが仕掛けてくるであろう展開を予測してみる

日本で最大の自動車メーカーといえばトヨタです。世界の名だたる自動車メーカーにも引けをとらずに展開しているトヨタ自動車

そんなトヨタ自動車ですが、この先にどのようなことを仕掛けてくるのか?その辺を予測してみました。

今年の初めにトヨタソフトバンクとMONETという事業を開始しました。トヨタソフトバンクという巨塔の2社が一体何をするのか?

自動車メーカーの中で最大規模でありながら、トヨタは一番危機感をもって未来を見据えているメーカーでもあります。

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トヨタはこの先何をするつもりか?

自動車というものの概念を打ち崩してくると予測します。まず少しずつトヨタが始めているコネクテッドカー。そして販売チャンネルの統合。KINTOという定額サービス。これらを結びつけていくと、今まで個人所有をしていた車。

この車に対する考えかたを変えていくだろうという点。販売チャンネルの統合、販売車種の種類を減少。全てをコネクテッドカーに。車種は少なくなり、コネクテッドカーとして常に車両データを蓄積しています。

これらのビッグデータを元に、個人所有の時代をなくしていくのではないか?と思います。街中をトヨタのつくったシェアリングカーが走ります。その全てを自動運転にする。

イメージ的には、街中にいろいろなルートを周回しているバスがたくさん走るイメージです。利用者はスマホで現在地から行きたい目的地を入力する。すると、沿線から一台のバスが迎えに来る。

そのバスは中がシェアリングスペースになっていて、パソコンを広げて仕事をするでもいいし、もしかしたらその中で映画をみることもできるでしょう。

目的地に着くまでは自動運転。そしてスマホで決済する。これを実現するには、現在の道路事情では無理です。つまりトヨタがこれから仕掛ける展開というのは、街を作る。

その待の中をトヨタがつくるシェアリングカーを走らせる。シェアリングカーはおそらくEVです。つまり、環境にも優しい。さらに考えるとEVの航続距離を考えると、走らせる道路の地下に充電スポットを埋め込み、走行しながら充電を繰り返す。

こうすることによって、充電問題を克服できます。でもこれをやろうとしたら既存の道路では無理。なので、街を一から作っていくわけです。

全てのインフラ整備が終わるのは時間がかかるので、こういうモデルタウンをあちこちに作っていく。しばらくはオーナーカーはなくならないですが、車を所有して走る喜びから変革させていくのではないかと思っています。

もしトヨタが本気でこういったことに取り組んでいくのであれば、自動車メーカーも生き残りをかけて合併していく可能性だって0ではありません。街づくりと自動車をリンクさせていくとなれば、そう真似をすることはできません。

トヨタソフトバンクと手を組んだのはそこにあるのではないか?他のメーカーも追従していくとなればグーグルと手を組んだりマイクロソフトと手を組んでいくのかもしれません。

自動車はこの数年で100年規模の変換期に差し掛かっているとみんなが口を揃えていいます。

全ての自動車がコネクテッドカーになり、自動運転が実現する世の中になるには、それができる街から作らないといけない。

これが実現すれば、交通事故はなくなり人間が今まで思い描いてきた自動車というものの価値が大きく変わるのは間違いありません。

トヨタのすごいところは、トップを走りながら、自らの価値観を変化させていく強み。この辺はモリゾー社長がすごい。

馬車から自動車に変わった時期って確かにあったわけで、その産業で働いていた人はすべて仕事を変えざるを得なくなった。

今自動車業界もその第一歩を踏み出そうとしてきていると肌で感じています。

自分が整備で飯を食える時間も、もう短くなってきているとひしひし伝わってきますから。