ダイハツの不正問題ですが、徐々に内容が明らかになってきましたね。
現場で働くものとしては、情報が全然届かなくてやきもきしています。
どういうことかといえば、例えばスズキ車で昔完成検査リコールというものがありました。あの時どうだったか?
一般に情報を開示する前に、関係者を集めて対応に関する研修会が開かれたんです。こう聞かれたらこう答えてくれ。など。
事前の準備が整った時点で、世間に発表したので、その後の対応はスムーズでした。
が、ダイハツの場合は何の情報も知らされていません。ニュースで僕も初めて知りましたから。
もう対応は後手後手。今でもお客さんに怒られっぱなしです。何も答えられない自分が非常に歯痒いです。情報が下まで降りてこないからですね。
そして問題はキャストです。
運転者席ドアにおいて、側面衝突時のドアロックの作動に関する検証が不十分であったため、 衝突時にパワードアロックが作動することがある。そのため、衝突時に全てのドアが施錠され、 乗員の救出に時間を要するおそれがある。
国土交通省HPより引用
対策は、ドアロックを交換になります。
部品が間に合わないので、暫定処置としてドアロッ ク操作にキーが使用できずリモコン操作のみに制限されるが、衝突時に施錠されない暫定措置を行うことも可能です。
とりあえず現状でわかってるのは、型式指定取り消しになったのはグランマックスシリーズのトラック。
そして、国交相が検証して出荷可能になったのはトヨタ・プロボックス/マツダ・ファミリア バン、ダイハツ・グランマックス カーゴ/トヨタ・タウンエース バン/マツダ・ボンゴ バン。
いわゆる商用車からのスタートですね。