MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

デミオ、エンジンがかからないと運ばれてきた原因は?

営業からお客さんのデミオのエンジンがかからなくなった。ということで相談が入り、車を持ってくることに。

中古車で買ってもらって5年ほど経過しており、バッテリーもその間交換されていませんでした。

営業はバッテリーではないかと。

運ばれてきた、最初に???だったのは、なぜかキーがイグニッションに差し込まれていたこと。

この車はイグニッションノブを回せば始動できるはず。

理由を聞いたら、ブースターで繋いでもノブが回らなかったので、キーを差し込んだらセルが回ってエンジンがかかったからそのまま乗ってきたと。

この時点で実はバッテリーじゃないんじゃないの?疑惑が出てきました。

営業を納得させるためにもまずはテスターを当ててみます。

バッテリーの診断結果はこのようになっています。

健全性が56%。今日みたいに暖かい日でエンジンがかからないというのはあり得ない・・。

しかし営業はスマートキーはちゃんと赤く光っていると訴えてきます。

確かに赤く光るけど・・。なんか微妙に暗いような気がします。

とりあえずお店のボタン電池に交換してみると、すんなりエンジン始動。

直接の原因はやはり電池でした。

そもそも普通のキーでエンジンがかかるのであれば、バッテリーではない。

だけど営業マンはブースターでバッテリーもつないだ状態で、キーを差し込んでいたため消去法ができていなかったです。

そうはいっても、これから冬がくるし5年経過しているバッテリーなので、お客さんと相談して交換することになりました。