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現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

デンソーの燃料ポンプリコール、対象車追加で268万台規模へ

デンソーの燃料ポンプリコールですが、またも対象車が追加になりました。

トヨタダイハツが主で、OEMまで含めていくとどんどんと膨れ上がっています。

今の所累計で268万台規模になっています。

おそらくまだ増加すると思います。

それにしても、どうしてここまで膨れ上がった大規模リコールになってしまったのか?

一つは共通部品を使う事で、コストを下げられるというメリットがあったわけです。

メーカーの垣根を超えて、同じサプライヤーを使う事で部品の製造を増やしてコストを下げる。

単純に燃料ポンプって新品で買うと2〜3万円くらいするんです。

大量生産すれば安くできますから。

しかし、その反面今回のように不具合が発生すると、相当数のリコールに結びついてしまうと。

不具合は燃料ポンプのインペラが膨張して、外側のケースに干渉して引っかかってしまうと。

そのため動かなくなってしまう。

ポンプを分解したことがありますが、この通りモーターのような仕組みになっています。

素材が悪かったということなんでしょうか、膨張してケースに干渉するなんていうのはダメですよね。

高速道路を走行中にポンプが停止したら追突されますし、非常に危険です。

もしリコール対象車になっていたら、リコールを終えるまでは高速道路の利用を控えることをお勧めします。