デンソーの燃料ポンプリコールですが、またも対象車が追加になりました。
トヨタ、ダイハツが主で、OEMまで含めていくとどんどんと膨れ上がっています。
今の所累計で268万台規模になっています。
おそらくまだ増加すると思います。
それにしても、どうしてここまで膨れ上がった大規模リコールになってしまったのか?
一つは共通部品を使う事で、コストを下げられるというメリットがあったわけです。
メーカーの垣根を超えて、同じサプライヤーを使う事で部品の製造を増やしてコストを下げる。
単純に燃料ポンプって新品で買うと2〜3万円くらいするんです。
大量生産すれば安くできますから。
しかし、その反面今回のように不具合が発生すると、相当数のリコールに結びついてしまうと。
不具合は燃料ポンプのインペラが膨張して、外側のケースに干渉して引っかかってしまうと。
そのため動かなくなってしまう。
ポンプを分解したことがありますが、この通りモーターのような仕組みになっています。
素材が悪かったということなんでしょうか、膨張してケースに干渉するなんていうのはダメですよね。
高速道路を走行中にポンプが停止したら追突されますし、非常に危険です。
もしリコール対象車になっていたら、リコールを終えるまでは高速道路の利用を控えることをお勧めします。
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