MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

タイミングチェーンの寿命を違う側面から考えてみると

この前ダイハツのタントでタイミングチェーンの交換を請け負いました。

実際にタイミングチェーンを交換してみて、チェーンが伸びてエンジンチェックランプが点灯するというフローは理解できました。

しかし、交換してみるとチェーンもそうだけどこの辺も心配だなと。思うところがありました。

タイミングチェーンはこのような部品で構成されています。

チェーンガイドとテンショナーです。

気になったのがこのチェーンガイド。

まあまあの厚みがありますが、これは樹脂製です。

ガイドなので、ここをチェーンが通過していきます。

タイミングチェーンカバーの中はオイルが入っているし、高音になり高回転で駆動しています。

チェーンが伸びるのも分かりますが、今後この辺りのチェーンガイドが経年劣化で割れると言った事例がでないかが心配でした。

ある程度の厚みがあるので、10年20年くらいは持つかもしれない。

でもそれ以上になってくると、もしかしたら途中で割れるなんていう可能性も0じゃありません。

ガイドが割れるとチェーンが暴れてタイミングがずれ、バルブクラッシュするというフローになるかと思います。

タイミングチェーンの交換距離って明確にされていません。

そもそも廃車にするまで交換する必要がないと、メーカーは踏んでいるんでしょう。

おそらく大体の人はチェーンの寿命が来る前に車を代替えするかもしれません。

しかし、長く使おうとしたり、結構な距離を走ったりするとこの辺の耐久性が心配ですね。

もしタイミングチェーン装着車に乗ってる人で、長く乗りたくて心配な人は20年くらいした時にでもいいので、一度チェーンを交換することをお勧めします。

バルブクラッシュしてからだと遅いですからね。

オイル交換もちゃんとした方がいいと思います。

 

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