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現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

デリカミニ、真夏だと4WDのターボで300km走らない!原因は燃料タンクの小ささ

デリカミニに乗ってるお客さんが、新車点検に入庫しました。

特に気になっているところはありますか?と聞いたら燃費の悪さだといいます。

お客さんが乗ってるデリカミニは4WDのターボです。

カタログ燃費だとWLTCで17.5km/Lと表記されています。

しかしながら、このお客さんはエアコンを全開に使ってるとリッター13kmを割ることもしばしばあるようです。

リッター13kmを下回ると、燃料タンクの容量的に航続距離300kmを越えることが難しくなりますね。

デリカミニって2WD、4WDともに燃料タンクが27Lの容量です。

27Lって少ないと思いますよね。

せめて30Lは欲しいと思うところ。

でもホンダのNBOXも30Lありません。

タントは30Lありますが、車重の重たいハイトワゴンは普通の軽自動車より燃費が厳しいです。

そこきて27Lタンクは厳しいですよね。

下回りを見れば30Lタンク、積もうと思えば載せられそうですけど。

それをしないのは、いろいろ理由があるんでしょうけどeKXと部品をある程度共通化しているからかもしれませんね。

サクラなどの電気自動車はどちらかというとセカンドカーとして使って欲しいと、ターゲットを絞ってきてます。

デリカミニになると、このお客さんのように一台で全部をこなしたいと考える人も増えるため、航続距離の短さはちょっとストレスになるかもしれませんね。

スーパーハイトワゴンと呼ばれるカテゴリーは、燃料タンクが意外と小さいので航続距離は思ったより短い車が多いです。

その辺りも考慮して考えた方が無難です。