現行型のハイゼットに乗ってる人が、ふらっとやってきて
「エアコンの効きが弱いし、オーバーヒートランプも点くんだよね！」
と。
エアコンのスイッチを入れると、電動ファンが作動している音が確認できました。
初回車検を受けたばかりで、走行距離は25000kmたらずです。こんな新しい車がオーバーヒートするのか？とちょっとびっくりしました。
とりあえずシートを持ち上げて、冷却系統をチェックしようとしたら原因が判明しました。
うわ・・・
これは・・・
まさかのラジエターにコンデンサフィン目詰まりでした。
ここまで強烈に目詰まりしている車はなかなか見かけませんね。
この車両はほぼ農業で使われている車で、今は草刈りをメインにあちらこちらと移動しているようです。
晴れた日に草刈りすれば砂埃が立ち、それらが車に付着していく。
さらにはそのまま放っておくといろいろな異物をキャッチしてこの状態。
ラジエターもコンデンサもフィンが目詰まりしている、冷却能力がなくなります。
このフィンを走行風が通過することで冷却水や冷媒の熱を奪っていきます。風が通らなければ、走っていてもオーバーヒートするし、アイドリングでもダメです。
とりあえず内側から外側へ向けてエアブローをしまくって、異物を取り除きました。
完全ではないですが、水温が安定するくらいまでは治りました。
これはオーバーヒートするねと。思うにハイゼット系が一番つまりやすいと思います。
同じレイアウトのキャリィの方が、こういった事例に遭遇することは少ないので。
綺麗なうちならエアダスターで埃を飛ばすだけでも効果があると思います。
ここまで詰まるとコンプレッサの圧縮エアじゃないとダメですね。
日々の掃除って大事だなと思いました。
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