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現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

燃料ポンプリコールを受けたら確認を!過去にあった作業後の燃料漏れ事例

また燃料ポンプリコールが大量に発生して、いろいろな場所でリコール作業が始まっています。

気をつけたいのは、このリコールって結構な危険があるということです。ガソリンという燃料を送り出すポンプの交換をするわけで、交換するにはいろいろなホースやらジョイントやらを外さないとできません。

作業工程はさほど複雑じゃないんですが、過去にこのリコールの失敗事案を目撃したことがあります。

それは、ディーラーでリコールを受けてきて1週間くらいして入庫した車検の車。

なんと燃料漏れを起こしているんです。記録を見るとポンプリコールを先週されていて、さらにみるとあろうことかリターンホースを繋いでいない・・・。

運良く車検で入庫するまで何も起きなかったからよかったけど、ガソリンって静電気とかでも火がつきますからね。

相当危険です。

そのため、リコール作業を実施したら完成工程で燃料漏れなどがないかを細かくチェックしています。

慣れてくると作業は速くなるけれど、思わぬ失敗をすることがありますから。

もし燃料ポンプを交換した後に、ガソリン臭い匂いがいつまでも消えないなんていうことがあれば、漏れている可能性が高いのでチェックした方がいいです。

燃料ポンプリコールって、非常に危険な作業でもあるのです。

とはいえ、走行距離が5万キロ以上走っていれば、その時点から新品のポンプを搭載できるので、長い目で見るとお得と捉えるくらいの前向きな考え方でもいいかもしれません。

もし燃料ポンプを有償で交換するとなると5万円近い出費になりますから。

それが新品になるということは、ある意味いいことですよね。

燃料ポンプも長持ちするようになってきましたけど、15万キロくらいで交換をしておいた方が無難だと思います。

 

 

もし車から燃料が漏れているのがわかったら、速やかに路肩に停車してエンジンを切ってください。

そして、レッカーを要請しましょう。

燃料漏れって車両火災に直結するので非常に危険です。

 

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