2021年の7月、日野は北米向けの車両についていすゞ自動車からOEM販売をすることになりました。
これって、ちょっと衝撃的でしたね。日野といすゞって、わかりやすく言うとスズキとダイハツみたいな間柄だと思うんですよね。
販売している車の全てがライバル同士。それをライバル先のメーカーから車をOEMしてもらうっていうのはどういうことなのかなって。
理由は日野のエンジンが認証試験をクリアできなかった為、生産を停止していたからですね。
これをとりあえずライバルメーカーのトラックを売って凌ごうと!
そして、今回大きな不正が発覚しました。
1、マフラーのテストで適合できなかったから途中でマフラーを交換してテストを継続
2、燃費基準を満たせなかったので、燃料流量校正値を燃費に有利に働くような数値に設定し、実際よりも良い燃費値を燃費計に表示させるようにした。
3、そもそも燃費基準を達成できていなかった。
どうですか?
これは悪質ですよね。とりあえず生産販売を停止していますが、これからリコール処置などに移ります。
このニュースと北米の事を重ねてみると、日野のエンジンって大丈夫か?って印象を与えますよね。
いすゞはその点技術力が高いんだなと。
3月で非常に混沌としている中でこのリコール投入は、ディーラーにとっては相当な負担になると思います。
悪いのはディーラーではなくてメーカーです。幸いなのは、リコールをしないとぶっ壊れるとか走行上危険であるということではないので、準備出来次第の対応をお待ちください。