電子部品でそこそこの交換頻度なのはリレーです。
スイッチとリレーは、今も昔も良く壊れる。接点を使ってるものなのでしょうがないのですけど。
今日は壊れたリレーを分解してみました。
なんのリレーか忘れたけど、多分エアコンコンプレッサーのマグネットクラッチリレーだと思われます。
足を見てみたらなんと5極カプラーではないですか!
スタンダードなリレーは4極で、そのうちの2極に電源電圧を入れるとスイッチONになって、残りの2極に電気をつなげるという役割をしています。
5極だと何が違うのか見てみます。
手前の3本脚の両端がコイルにつながっています。
つまりここに12Vを与えると、コイルが電磁石になって接点を切り替える。
元々の状態から
接点が切り替わる。
リレーを眺めてみたら、左の縦に伸びてる足2本につながる回路になっています。
5極カプラーなので、4極との違いは何か?
4極の場合は回路をつなげるのに対し、5極の場合は回路を切り替えることが可能になりますね。
つまり、最初何もしない状態だと右側の足3本のうち、真ん中の足と、一番左の足がつながっている。
それを電源電圧を加えて切り替えると左2本の足に回路が切り替わると。
こんな回路ですね。
具体例として、フォグランプなんかどうでしょうか?
フォグランプって4個ついていもいいんですけど、同時に3個以上点灯してはいけないという縛りがあります。
つまり、フォグランプをハイ・ローで切り替えるなんていう動作をさせたいとき、この5極カプラーを活用できるねと。
4極リレーは遠隔スイッチとしてつかうけど、5極リレーは遠隔切り替えスイッチとしてつかえるという事になります。