長らく車屋さんに勤めていると、たまにビックリするような相談をお客さんから受けることがあります。
今回はそんな相談で、驚きの出張用件を3つほど紹介。
その1、キーを無くした
まあこれは考えればあるあるですね。
車のキーを無くしたから何とかしてほしいという相談。え、キー無くす人っているんだ・・。と、ビックリしました。
昔のように金属のプレートキーの場合は簡単です。運転席ドアを特殊ツールで開けて、ドアのカギ穴を外す。その鍵穴を元に、鍵屋さんでキーを作ってもらう。
これは1日で作業完了できます。
イモビライザー付きだと、キーを作っても登録をしないとエンジンがかけられない。最寄りのディーラーで登録をしないといけない。
もちろんレッカーで車ごと預からないと駄目。スマートキーも同様です。ディーラーで登録をしないと使えません。
その2、ハンドルロックが解除できない
これも驚きでした。主に高齢の人に多い。車を止める時に、ハンドルをまっすぐにしてなかったがために、キーを抜いた後ハンドルを触ったらロックしてしまった。
ハンドルロックって、ハンドルに力をかけながらキーを回せば解除できますよね?
お客さんに電話でやり方を伝えてもできないという。お店の駐車場なら、お店の人に頼んでみてと言ってみたら、お店の人でも解除できなかったという。そんな馬鹿な。
そんなこんなで出張に行かざるを得なくて、行ったら瞬殺で解除できました。
その3、ルームランプが消せない
これはまさに最近の出来事。
ルームランプが消えないからすぐにこいと言われたケースです。一応電話で半ドアになってないか、スイッチがONになってないか確認してみてください。
と聞いてみたんですけど、半ドアにはなってない!の一点張りで、お宅らはお客が困ってるのに出張にも来ないのか!?
と怒られて、時間外なのですが行ってきたんです。
そうしたら思い切りスイッチがONになっていただけというものでした。
これも高齢の方でしたね。
皆が皆そうだというわけじゃないんですけど、やはり高齢の方は若い人より聞く耳をもってくれない人が多い。
そして、説明書を読もうとしない。これって、車屋さん以前の問題だと思うんですが。
電話のやりとりで思い切りマウント取られてしまうと、すぐ苦情やクレームに発展するので、対応せざるを得ないことが多いんですよね。
最低限操作方法くらいは説明書をまずは読んでもらいたいなと。