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現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

ブレーキフルードは吸水性があるので、2年ごとの交換を!

車検で入庫してきた車に対して、最初に見積もりを出します。定期交換部の交換と、保安基準に適合しない部分などの整備。

あとは、この辺りまで手を入れておいた方がいいですよという部分など。

最近は格安車検やニューサービスが出ているため、一つ一つの作業をいちいち確認取らないといけない時代になっています。

例えば、オイル交換やワイパーゴムの交換など。昔だったらおまかせであって部分に関してもちゃんと断りを入れる。

驚くのがブレーキフルード

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ブレーキフルードに関しては車検ごとの交換を強くお勧めしています。というのも、車検時に交換すると工賃が安く済むということ。

そして、DIYで交換できなくもないけど手間なので、やはり車検時に換えたほうがいいということ。

さらには、べーパーロックを防ぐという予防とブレーキ内部の錆を防止するという意味を込めても交換してほしい油脂になります。

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ここまでブレーキフルード交換に関してのメリットなどをお客さんに伝えても、やらなくていいという人がかなりいるのです。

もちろん交換しないと後々こうなりますよという問題点も話したうえで。

ブレーキフルードって交換しないとどうなるか?

まずは吸水性があるので沸点が下がり、べーパーロック現象を起こしやすくなります。

そして、やはり吸水性があるので、ブレーキキャリパーやホイールシリンダーなどを錆びさせてしまう。

ブレーキのインナーが錆びると、早めのOHが必要になります。

定期的にブレーキフルードを交換さえしていれば防げたであろう錆は、ピストンやホイールシリンダーの交換をしないといけなくなります。

結果的に修理代がかさんでしまう。

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一度でもブレーキトラブルに見舞われたことがある人なら、ブレーキメンテナンスの重要性は重々承知していると思います。

今までノントラブルで来ている人ほど、その重要性が分かっていないかな。

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この画像はおそらく10年近くブレーキフルードを交換していないだろう車両だと思います。

かなりフルードが黒く汚れていますから。

ここまで黒くなっているとドラムを分解してみたら、ホイールシリンダーからフルードが漏れていた。というケースもよくあります。

オイルやフルードを交換しないと、後に高額な修理代が必要になってくるので注意が必要です。

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