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PIAAのツインパワーというオイルフィルターを分解してみた感想

この前ですが、社外のオイルフィルターを4種類分解して中身を検証してみました。その時PIAAのツインパワーを見て凝っているフィルターだなと。

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一番左がPIAAのツインパワー。その隣がボッシュ。更にとなりがドライブジョイ。一番右は格安のフィルターという順番で並んでいます。

これだけを見てもツインパワーの中身が特徴的なのが分かります。

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フィルターケースを分解して中身をとりだしてみたらこのようになっています。

2層のフィルターが合体しているのが分かります。

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このあとさらにろ紙を下のフィルターの方が目が折り目の感覚が広く、上の方が折り目の感覚が狭いですね。

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こちらがさらにろ紙を分解して広げてみた図になります。

いざ分解してみると、かなりコストがかかったオイルフィルターだなと。

ちなみにボッシュのオイルフィルターはこちらです。

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ボッシュのフィルターは他の4つに比べると、折り目がかなり細かい構造になっていました。

そしてケースいっぱいにろ紙が収納されていました。

恐らく一番表面積が大きい。

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広げてみるとこの通り。意外だったのはろ紙の厚みはそこまで分厚くないということ。光にかざすと向こう側が透けて見えますね。

 

参考までにトヨタの純正推奨品であるドライブジョイ。

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ドライブジョイのフィルターは、トヨタの中身だけ交換するタイプと同じものが中に入っているようでした。

どこかで見たことあるなって。

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ろ紙は一番分厚い印象を受けました。

日産のピットワークのオイルフィルターを分解したことがありますが、それとほぼ同等な厚みがあるのが分かります。

この辺はさすが純正推奨品です。

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こちらは1つあたり250円程度で買える、格安のフィルターです。

格子もあるしケースもしっかりしています。もちろんパッキンからのオイル漏れもなし。

どこでコストダウンをしているのかというとろ紙ですね。

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ろ紙はボッシュと同じ位薄いです。

ボッシュの場合は長くてそれを細かく織り込んで表面積を稼いでいますが、格安のものは、そこまで細かく織り込んでいません。

この辺りをうまく使ってコストダウンしているという事ですね。

それにしてもPIAAのツインパワーはすごい構造だなっていうのがよくわかりました。

 

 

また今度は違う製品の高級フィルターを分解して検証してみようと思います。



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