革命的なエンジンながら、販売台数が伸び悩んでいるものといえば、マツダのスカイアクティブX。
僕の会社でもマツダ3を何台か販売しましたけど、そのすべてがディーゼルでした。スカイアクティブXがデビューして、未だにお目にかかれていません。
デザインは多分相当かっこよく洗練されていると僕は思っています。
マツダ全車同じようなデザインで統一をして、ブランドイメージを構築させているのかなと。
デザインはかっこよい。
では性能はどうなのかというと、煤の問題がなければスカイアクティブDはいいと思います。
他のメーカーのディーゼルと違ってアドブルーを入れる必要もないです。
スカイアクティブDの2.2Lがスカイアクティブエンジンの中では一番よかったかなと。
そしてスカイアクティブX。
もうこのエンジンって、とにかく革命的な仕組みと制御をしているわけです。ガソリンエンジンをディーゼルエンジンのように制御しているわけですからね。
ただ売れていない。理由は何故なのかというと、やはり価格がネックになってるんだろうなぁと。
この前、マツダはスカイアクティブXのアップデートを発表しました。初期のスカイアクティブXユーザーにも無償でアップデートするという内容です。
今のエンジンって制御系を変更するだけで簡単に性能が変わります。
スマホのOSのバージョンアップって、Wi-Fiの環境下であればどこでも可能です。
でも車のコンピューターをバージョンアップさせるとなると、専用の診断機に繋げて書き込んでいかないといけない。
手間がかかるわけですね。プログラムを一斉配布して、後は皆さんでお願いしますねーとはいかない。
コネクテッドカーであれば、近い将来そういった事が可能になると思いますけど。
恐らくディーラーに専用診断機って、あったとしても1機か2機くらいです。
すなわち同時にコンピューターの書き換えができるのは1台か2台程度です。
スカイアクティブXが爆発的にヒットしていたら、無料アップデートは非常に時間がかかってしまうので、車検整備の時などに無料で行いますよ。という具合になっていたかもしれません。
個人的にはもう少し価格をおさえて、台数を稼いでもらえればなぁって。せっかく開発したエンジンも使ってもらわないと良し悪しが伝わりませんからね。
あとロータリーは復活させるべきですよね。