現存する国産車の中で一番オイルフィルターの交換がしやすい車って何?と聞かれると迷わず86とBRZを上げますね。
86とBRZだけではなくてFBやFAと呼ばれるタイミングチェーンに移行した水平対向エンジンです。インプレッサやXVなどもそうですね。
百聞は一見にしかずです。
オイルフィラーキャップの真横にオイルフィルターが鎮座しています。
この向きでちゃんと汚れを取れるのか?と思うかもしれません。重力に逆らってフィルターがとりついてるわけですからね。
でもオイルフィルターって常に油圧がかかっています。圧力で押し出されてくるオイルを上でキャッチしたってちゃんとゴミは取れる。
それよりも作業性がずば抜けているので最高。
今の車はオイルフィルターの交換がやりやすいところにあります。昔の車はひどいのがたくさんあったんですよ。
えーこんなところにあるのーって。
手探りでしかできなかったり。GT-RのRB26DETTはバルクヘッド側にあって、手探りで交換しました。
オイルフィルターが上についていると、外した時にどうしてもオイルがエンジンに伝わるんです。これが嫌で嫌で。
今のスズキ・ダイハツ・トヨタなんかはオイルパンの横あたりにある。これだとフィルターを外した時にそんなに汚れないし掃除が簡単です。
今まで作業してきた中で一番最悪だったのがアルトワークスですね。どの年代のものか忘れてしまいましたが、どうやっても外せないの。
どうやってオイルフィルターを外すのかというと、フロントバンパーを外すんです。そうしたらようやく工具とオイルフィルターを脱着するためのクリアランスが取れる。
あの当時は若かったけど、たぶんバンパーを外さないと交換ができなかったと思う。それ以降、フロントナンバーを外すとサービスホールができてきたんじゃないかな。
あとはアンダーカバーを全て外さないと交換ができない車。オイルフィルターを交換するのに一体ネジを何本外せばいいんだって。
オイルフィルター交換って整備指数が決められています。工賃を取られていないのならラッキーです。本来交換には交換工賃が発生しますから。
なんにしろ86とBRZは最高です。オイルもまったく垂れません。掃除もしやすいし漏れも一発でわかります。
作業しやすい車は最高です。