MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

日産が従来の店舗から3タイプの店舗網を展開する

日産が面白いことを始めようとしています。それは、従来型の店舗を3タイプの店舗に構築しなおすというものです。

トヨタなども少しずつこの手の試みをしているわけですが、従来のディーラーって車を販売する場所でした。それが、車を販売しない店舗というものを作る。この店舗は何をするのかというと、車の魅力などを伝えるお店です。

当然ながら、その店舗で車を販売するわけではないので、ある程度になるとディーラーへ誘導するようになるわけですけど。

日産が構築を進めている3タイプというのは、

「従来型」、「ウォークイン」、「ブランド型」

この3タイプです。従来型は、従来のディーラーです。そしてウォークインというのはショッピングモールなどに車を展示して、新規顧客との接点をつくる場所。

僕が住んでいる地域でもスーパーの中に日産ディーラーが併設されているところもありました。あれをもうちょっと飛躍的にした店舗ですね。

スーパーで買い物をしているときって、お父さんたちは買い物に付き合わされている中で暇な人が多い。そんなお父さんたちをターゲットにしたショールームですね。

僕も実際にレジを待ってる間に日産の車を見たりしてましたね。

こういうところから接点を作り出すというのはいいかもしれません。

そして最後のブランド型。これはどんな店舗なのかというと、ウォークイン店舗よりさらに新技術を説明する店舗。電動車の技術や運転支援などの技術を説明員さんが丁寧に紹介してくれる。

ウォークイン店舗で実車を自由にながめる。お店などって、商品を見ていると店員さんが寄ってきて声をかけてくる。これが実は重たいと感じているお客さん層も多いです。ウォークイン店舗なら気軽に散歩しながら車を見ることができます。

さらにブランド型できめ細かい説明を受けた後、従来型の店舗へ移動していく。こういた販売戦略を持たせようという試みですね。

これから先って、ディーラーの在り方も大きく変わらない生き残りが難しくなっていきます。特にトヨタは販売チャンネルの統合などを行うので、トヨタ以外のメーカーも独自路線を進めていかないと、厳しいですからね。

黙っていても車が売れていた時代が懐かしいですね。