ハイゼットのOEMであるサンバーですが、ちょっと興味深い事例がありましたのでお伝えします。
新車から1年の12ヶ月点検で入庫しましたが、違和感がありました。
エンジンをかけようとしたらセルモーターが遅い。
なんとかエンジンがかかったかというと、この状態。
なんと充電警告灯。
この車はオルタネーターとウォーターポンプを同一上のベルトで駆動しています。
ベルトが切れてるとエンジンがオーバーヒートするので、確認。
ベルトはかかっています。
とりあえずオーバーヒートはしないので、工場へ搬入しました。
原因を追求すると、オルタネーターの不良です。
走行距離が3000kmにも満たない1年目で、この故障は珍しいなと。
スバルへ相談すると当然新車保証で修理できるというので、お願いしました。
が、その修理方法がびっくりしました。
不良になったオルタネーターを外して、電装会社へ送るそうです。
そして不良になった部品のみを交換して、いわゆるOHして修理すると。
修理方法については、まあ納得はします。
が、時間がかかりすぎる。この間外したり送ったり届けてもらったりで1週間以上かかります。
その間代車を出してくれたり、レンタカー費用を出してくれるのなら納得できます。
このお客さんは仕事で軽トラックを使っているわけで、1週間も車を取られてしまうと商売あがったりだ!
という当然の答えです。この辺り、なんとかならないのかなって。
お客さん目線で考えればとりあえず最短で修理ができる新品のオルタネーターに交換してさっさと納車するに限るのに。
この対応でお客さんは次回からはこのメーカーの車は買いたくないといっていました。
まあOEMだからスバル的にもダイハツを挟む格好になるので困りますけどね。
今一度、お客さんのことを第一に考える目線を持ってもらいたいです。