MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

18万キロ走行のミニキャブ、バッテリーランプ点灯からのオルタネーター不良

ミニキャブに乗ってるお客さんから、バッテリーランプが点灯したので見てほしいと言われました。

昔はこの手のトラブルはあるあるだったんですが、今では珍しい部類に入ると思います。

他のランプと見間違えてないかなどを含めて点検。

メーターを見て納得しました。走行距離約18万km。

ああ、こりゃオルタネーター駄目になってるかもしれない。と。

それでも違う原因の可能性もあるので、ベルトを点検。

ベルトは切れていないので、オルタネーターの不良で間違いないかなと。

エンジン始動中のバッテリー電圧をチェックしましたが、12V台から上がってこない。

やはりオルタネーターが駄目になっているようです。

オルタネーターが駄目になる理由は2つあって、内部部品の故障か、ブラシの摩耗です。

ダイオードやレギュレータが駄目になって、寿命を全うする前に壊れることもあれば、ブラシが摩耗して寿命を迎えることもあります。

昔の車って、そのボーダーラインが10万キロくらいでした。

10万キロを超えると、タイミングベルトを換えないといけない、マニュアルだとクラッチもOH。そしてオルタネーターもそろそろ駄目になる。

修理代がかさむので、じゃあ買い替えようかと。

こういう流れになっていたんですね。

今の車は20万キロオルタネーターはもつと言われていました。

しかし、実際は違うと思うんです。この写真は僕が乗ってる車で、12万キロ走行時点のオルタネーターを分解してみたんです。

すると思った以上にブラシが減ってる。これだと20万キロはもたないよなって。

今の車も15万キロほど走ったら、一度オルタネーターをOHするかリビルトへ交換するのが安全だと思います。

20万キロまでもたない個体が結構ありますから。

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