ミニキャブに乗ってるお客さんから、バッテリーランプが点灯したので見てほしいと言われました。
昔はこの手のトラブルはあるあるだったんですが、今では珍しい部類に入ると思います。
他のランプと見間違えてないかなどを含めて点検。
メーターを見て納得しました。走行距離約18万km。
ああ、こりゃオルタネーター駄目になってるかもしれない。と。
それでも違う原因の可能性もあるので、ベルトを点検。
ベルトは切れていないので、オルタネーターの不良で間違いないかなと。
エンジン始動中のバッテリー電圧をチェックしましたが、12V台から上がってこない。
やはりオルタネーターが駄目になっているようです。
オルタネーターが駄目になる理由は2つあって、内部部品の故障か、ブラシの摩耗です。
ダイオードやレギュレータが駄目になって、寿命を全うする前に壊れることもあれば、ブラシが摩耗して寿命を迎えることもあります。
昔の車って、そのボーダーラインが10万キロくらいでした。
10万キロを超えると、タイミングベルトを換えないといけない、マニュアルだとクラッチもOH。そしてオルタネーターもそろそろ駄目になる。
修理代がかさむので、じゃあ買い替えようかと。
こういう流れになっていたんですね。
今の車は20万キロオルタネーターはもつと言われていました。
しかし、実際は違うと思うんです。この写真は僕が乗ってる車で、12万キロ走行時点のオルタネーターを分解してみたんです。
すると思った以上にブラシが減ってる。これだと20万キロはもたないよなって。
今の車も15万キロほど走ったら、一度オルタネーターをOHするかリビルトへ交換するのが安全だと思います。
20万キロまでもたない個体が結構ありますから。