MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

インジェクターの詰まり防止にはある程度燃料添加剤が有効である

去年ですが、インジェクターが不良の車が入庫してきました。

エンジンが不調という事で、最初は定番のコイルやプラグかなと思っていたんです。

しかし、コイルやプラグを簡易的に入れ替えてテストしましたが、症状が違うシリンダーへ移動しない。

もしやと思って調べていくと、インジェクターの故障です。

エンジン不調で多いのって、プラグやらコイルです。

インジェクターの故障って、めずらしい部類に入ります。

しかし、インジェクターが壊れる原因っていうのはある程度予測できるし予防もできます。

一番インジェクターにとってよろしくないのが、粗悪燃料をつかったり、エンジンをずーっとかけないでいるということです。

インジェクターは水道の蛇口に例えるとわかりすい部品です。

今で言うと節水のシャワーヘッドみたいなものですね。手前まで水が来ていて、蛇口やシャワーヘッドを開くと水が出てくる。

水道みたいに大きな穴であれば、詰まると言うことはあまりないのですが、細かい穴が空いたシャワーヘッドの場合は異物が混入すると穴の1つが詰まったりします。

そんなこんなで、マルチホールインジェクターの穴が目詰まりしていくと燃料噴射量が狂ってきます。

車のコンピューターはインジェクターの開閉を支持しているだけで、どの程度燃料が噴射されているかは、物理的な量としては計測できません。

燃圧がこのくらいかかっていて、これだけの時間インジェクターを開いているから、ガソリンはこのくらい出ているだろうと。

そういう概算ですね。それから先はO2センサなどで検知して、フィードバックして制御します。

が、インジェクター自体が詰まってると、燃料を増量しようとしてもうまくいかないと。

割とインジェクターの目詰まりっていうと、コンピューター泣かせであるなと。

インジェクターが詰まる原因はやはりガソリンです。

燃料ラインを綺麗に保ち、きちんとしたガソリンを鮮度の良い状態で使う。

もちろん定期的にエンジンもかけてあげること。このあたりが重要です。

ずーっと乗らない車を動かそうとする時、インジェクターが固着してしまっていること、よくあります。

粗悪な古いガソリンを入れて、ネバネバになった燃料ラインでインジェクターが詰まることもあります。

これらを防ぐにはPEAが配合されている燃料添加剤を投入すると言う事が、一定の予防効果になるのでお勧めです。

 

 

価格ベースだと、このFCR062がコスパが高くてお勧めですね。