MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

1日車検ができる車は新しい車の方が確率は高いが、問題はそこではない

この前営業が1日車検を引き受けて、実際の車が入庫したらできなかったんです。

原因は灯火類が割れていて、部品が間に合わなかったことです。

そもそも1日車検というのはどういうことかというと、その日のうちに車検整備から検査まで終わらせて納車することです。

早いクイックで行ってる会社は1時間車検というものもあります。

それができるのは自前で検査をする指定工場になります。

指定工場で車検をする時っていうのは、分解整備もセットで行わないといけません。

分解して、車に問題がないことを確認した上で、検査ラインで完成検査をします。

検査基準をきちんと満たしていれば、保安基準適合標章で検査員のOKをもらえます。

そして、それを持って後日車検証を登録すればいいと。

1日車検ができないパターンの多くは、灯火類などが割れていて部品が間に合わないケースです。

中には検査をしていたら必要以上に排気ガスが出ているとか、ライトの光量が足りないなんていうケースもあると思います。

ライトであれば、ヘッドライトを交換しないと車検に通らないという場合、これも間に合わなくなりますよね。

単純な話1日車検などが可能なのは、車体に問題がなくて、点検調整くらいで検査基準を満たせる車ということになります。

それはあたらしい車の方がもちろん確率は上がります。古い車だとどうしても、何かしらの不具合が隠れてる場合もありますからね。

なので、事前に車両を確認しない限りは、確実に1日車検ができるとは言い切れないのです。

と、営業に言ってるのに、

「できますよ!」

と返事だけはかっこいい。その後謝るのは僕らサービスなので・・・