MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

バモスHM2、マニュアルの横置きエンジン、タイミングベルト一式交換

ホンダのバモス、HM2でタイミングベルトを交換した記録です。

これは前に自分で乗っていた時のものをリライトしています。

このバモスも確か廃車になるものをもらったんです。車検代のみの7万円くらいで買いました。

その当時がすでに10万キロ近かったので、最初にやった整備としてタイミングベルトの交換です。

エンジンはマニュアルなので横置きになります。

4速ATだと縦置きになるちょっと不思議な車がバモスやアクティです。

この車のタイミングベルトを交換するには、ヘッドカバーの脱着が含まれるので、最初に外しておきます。

ダイレクトイグニッションとヘッドカバーを外す。

続いて補機ベルトを外しにかかります。

エアクリーナに繋がるダクトを外して、補機ベルトのカバーを外します。

 

エアコンがついてるので2本です。

ちなみにエンジンは左回転をしています。

クランクプーリーを外して、タイミングベルトカバーを外しにかかります。

一番圧縮上死点にして、タイミングベルトを外しにかかります。

このエンジンは合いマークはカムとクランクのみ。

クランク。

カムはヘッドカバーとの界目に合わせる。

ベルトを外したら、オイルシールを交換していきます。

クランクオイルシール

カムのシール。テンショナーとアイドラーも交換します。

そしてウォーターポンプも交換です。

バモスの場合、エア抜きが大変なのでサーモスタットも一緒に交換するのが正解です。

サーモケースからサーモスタットを外す。

この辺のホースも一緒に交換するのが望ましいです。

各部品の交換がおわたら、タイミングベルトをかけます。

 

タイミングマークをずらさないで、ベルトをかけることが出来たら張りの調整に入ります。このエンジンはカムシャフトを5コマ進ませたポジションでテンショナーのネジを締めこむとしています。

ベルトに張りを与えてテンショナーを固定。左回転なので注意。

全部を組み終わったら、クーラントエア抜きをします。

ヘッドの部分にエア抜きのブリーダー。

 

ヒーターパイプにもブリーダーがあります。

 

前輪を持ち上げながらエンジンをかけて、エア抜きをしろという指示です。

この車のクーラントエア抜きって結構難しい部類に入ります。

 

さらにこのエンジンはヘッドガスケットが抜けやすいので、エア抜きはパーフェクトに終わらせること。そのため、なるべくウォーターポンプサーモスタットなど水回りは一緒に交換すること。

 

 

 

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