今日、ベンツが車検で入庫してきました。
ブレーキが4輪減っていたので、交換をお勧めしたんですが、オーナーは驚いていました。
このオーナーはベンツに乗る前は国産車に乗っていたそうです。
今回4輪のブレーキパッドとブレーキローターを交換の見積もりに含めました。
一目瞭然のヘリっぷりです。
ブレーキパッドに至っては、多分半年も持たないのではないか？というほどです。3mmを切ってきているようです。
ブレーキローターも写真を見ればわかるように削れているのがわかります。
パッドとローターが当たっている部分は削れています。その段差が物語っています。
ブレーキローターって、摩耗限度値って言うものがあって、それ以上使い込んでしまうと割れるなどといった事態に繋がります。
ブレーキのダストも国産車よりも多く出るので、ホイールが汚れやすい。
どうして国産車と違うのか？
これは簡単なことで、日本で使うスピードレンジとは比べてはいけないほど、欧州のほうがブレーキに厳しい環境だからです。
ドイツのアウトバーンに代表される、ハイスピードセクションで、止まりたい時に止まれなかったらどうか？
この前出たばかりの国産の某スポーツカーなどは富士スピードウェイの、長いストレートをフルブレーキングしたら一発で抜けてしまったという逸話もあります。
日本はそこまでスピードレンジが高くないし、使用環境がそもそも違う。
国産車に搭載されているプアなブレーキだと、あっという間にフェードして使い物にならないわけです。そのため、欧州車ではブレーキローターも消耗品という考えで、ブレーキを強固に作ってあるのです。
当然部品は高いし、交換頻度も多くなります。それなりの維持費を出せなければ買ったとしても維持するのが大変なのです。
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