日産のノートやセレナ、キックス。これらe-Power車に大規模なリコールが出ました。
内容は、エンジンが掛からなくなって走行不能になるというフローです。
e-Powerというシステムはそもそもエンジンは発電用として使っています。
エンジンを動かして発電し、モーター駆動をする。これがe-Powerの仕組みです。
もしエンジンが動かなかったとしても、リチウムイオンバッテリーがフル充電ならEVモードで走れます。
が、PHVなどと比べると搭載しているバッテリーが少ないので、EV走行できる距離は短いです。
リコール内容は以下のとおり。
発電用エンジンのブローバイガスを吸気管に導くブローバイホースにおいて、開発時の評価が不十分なため、ホース表面の劣化を防止するプロテクタの寸法が不足している。 このため、使用過程においてプロテクタで覆われていない部位のホース表面に亀裂が発生し、最悪の場合、エンジンが始動せず、走行中にモーターが停止し、走行できなくなるおそれがある。
国土交通省HPより引用
その原因がブローバイホースというところも意外ですね。
エンジンによってはブローバイホースが切れたとしても、かかるものもありますが。
いずれにしろ走行不能に陥ってしまうので、年式の古い車は特に早めにリコールを受けてください。
48万台規模にのぼるリコールです。