ここの所、整備業界の不正がクローズアップされています。
その件について書いてみたいと思います。
不正が起きる時って、多分いくつか原因があるのではないかと。
例えば、キャパシティオーバーだったり、業務怠慢だったり。この辺はわかりやすいですよね。
こなさないといけない仕事が多すぎて、手が回らずつい整備や検査を省略してしまった・・。
さっとやったことにしてお金だけもらえばいいやという、一番やってはいけない業務怠慢。
そして、SNSが使われるようになり、個人が発信できる時代になるにつれ、ちょっとしたことで吊し上げられるようになってきました。
いわゆるモンスターカスタマーも増えています。どういう人かというと、とにかく整備代を値切ってくる人。
工賃の意味をわかってない。誰かに何かを頼めば人件費というものが発生するのは当然です。
この整備代が高いという風潮。これって、価格が安くなると思いきや不正へつながりかねないものだと思います。
タイヤ交換を1000円でやるお店。そうかと思えば2000円でやるお店。いや、2500円でやるお店。
事情はそれぞれですね。ただし一つのお店が安くなると、そちらへお客さんが流れていきます。キャパシティを超えるとこの場合は不正よりも整備ミスが増えてくる。
そしてその価格にまわりも合わせないといけなくなる。整備全体の薄利多売状態です。
ではあなたが明日飛行機に乗って海外へでかけないといけないとして、その飛行機の整備代金を値切りますか?
飛行機の整備って超シビアです。オイルを交換したらフィルターも全部分解して内部を確認するほど。
そこまで手間をかけて確認しないと安全が買えない裏返しです。
車ってタイヤが飛んでいったら人命に直結します。整備代を値切られたら、やらないとまずい作業もできなくなrます。
整備業界全体が現在薄利多売の状態になりつつあり、にっちもさっちも行かなくなって不正に走るケースも散見しています。
ちゃんとした作業を適正な料金でお支払いいただければ、それなりのサービスを受けられるし安全が買えます。
この前来店した人なんか異音がすると言ってみたらこれですよ。
タイヤのネジが違う。どこでタイヤ交換してきたんだよって話ですよね。こちらからすれば。
一番ひどい左前のタイヤはネジが手でくるくる回る状態でした。多分その日に駆け込んでこなければ、明日はタイヤがすっ飛んでいってましたね。
今一度車って、一歩間違えば凶器にだってなりえる。
そういうものに対して、自分で作業ができない場合、料金を値切ることの意味も考えていった方がいいのかなって。
僕は人に何かを頼むときは、やっぱり支払いの段階が緊張しますけど、値切ったりいっさいしません。
手を抜かれたりそういう方がよっぽど怖いです。
YouTubeもやっています。いろんなグッズを試したり、実験を車でしていますのでよかったらチャンネル登録お願いします。
サブチャンネルの2本目の動画、完成して公開しました。チャンネル登録お願いします。