この前、ガソリンスタンドのハイオクに水が混入したお店があったとニュースになりました。
ハイオクガソリンに水分混入、千葉市緑区のENEOS SS…7台がエンジン停止 https://t.co/zGPG2qQ5V1
— チームMHO 自動車整備士YouTuber (@teammho) 2021年8月26日
ハイオクを入れて、実際にエンジンが7台止まってしまったと。
ここで気になるのは、燃料に水が混入したらどうなるのかという点です。
ちょっと考えてみます。
今回はガソリン車だったので、ガソリンで考えます。
最初に始まるのはブスンブスンというエンジン不調。これはガソリンではなくて、水がたまに噴射されることで起きる失火です。
その断続的なブスンブスンがどんどんと連続的になり、最終的にエンジンが止まる。
もちろんガソリンタンクから水が吸い出されているのなら、エンジンの再始動もできません。
では、エンジンにどんな悪影響がでるか?
事後報告が載っていないので、どの程度ダメージが入ったかは分からないですけど、理屈で考えると水は圧縮できないので、高速道路などでこの状態だったらまずい。
というのも、インジェクターが噴射する水が燃焼室に溜まっていくと、圧縮工程などで負荷がかかる可能性があります。
最悪ウォーターハンマー現象でエンジンが壊れるところまでいくか・・どうかという所ですね。
恐らくそこまで甚大なダメージになる前に、エンジンが止まるとは思います。
もし燃料に水が混入したものを入れてしまったら、燃料を入れ替えることと、オイルも交換するようにしてください。
オイルが水で希釈されて使い物にならなくなりますから。
ハイオク満タン入れたら止まっちゃったというのは、なんとも嫌ですよね。