MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

ガソリンスタンドでハイオクに燃料が混入してエンジンが止まった件について

この前、ガソリンスタンドのハイオクに水が混入したお店があったとニュースになりました。

 

ハイオクを入れて、実際にエンジンが7台止まってしまったと。

ここで気になるのは、燃料に水が混入したらどうなるのかという点です。

ちょっと考えてみます。

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今回はガソリン車だったので、ガソリンで考えます。

最初に始まるのはブスンブスンというエンジン不調。これはガソリンではなくて、水がたまに噴射されることで起きる失火です。

その断続的なブスンブスンがどんどんと連続的になり、最終的にエンジンが止まる。

もちろんガソリンタンクから水が吸い出されているのなら、エンジンの再始動もできません。

では、エンジンにどんな悪影響がでるか?

事後報告が載っていないので、どの程度ダメージが入ったかは分からないですけど、理屈で考えると水は圧縮できないので、高速道路などでこの状態だったらまずい。

というのも、インジェクターが噴射する水が燃焼室に溜まっていくと、圧縮工程などで負荷がかかる可能性があります。

最悪ウォーターハンマー現象でエンジンが壊れるところまでいくか・・どうかという所ですね。

恐らくそこまで甚大なダメージになる前に、エンジンが止まるとは思います。

もし燃料に水が混入したものを入れてしまったら、燃料を入れ替えることと、オイルも交換するようにしてください。

オイルが水で希釈されて使い物にならなくなりますから。

ハイオク満タン入れたら止まっちゃったというのは、なんとも嫌ですよね。