この前、トヨタのe-Paletteが接触事故を起こしてしまったとニュースになりました。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会選手村におけるe-Paletteと歩行者の接触について | コーポレート | グローバルニュースルーム | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト https://t.co/nC8rHkTu0c
— チームMHO 自動車整備士YouTuber (@teammho) 2021年8月27日
e-Paletteはトヨタが開発した自動運転車です。
e-Paletteが選手村を自動運転しているということは、実はすごい事ながら表立っていいニュースとして出てきません。
というのも、コロナ情勢の中でオリンピックを強行したというイメージを持ってる人がいる為、トヨタは表立って広報活動をあまりしていないからですね。
もしコロナが数年後に来ていて、今年はコロナがない状態で東京オリパラが開催されたら、それそれは相当な人がごった返して、大々的に取り上げられたんだろうなと。
話をもどしてe-Paletteの接触事故ですが、調べていくといろいろなことが分かってきました。
まず、e-Paletteの接触事故は通常ではイレギュラーな事故であったという点です。
e-Paletteには万全を期すために、管理者がいます。普段は自動で運行していますが、管理者がストップ・ゴーさせる機能もあるということです。
これは、何かアクシデントが起きたときに手動で停止できる機能を持たせるのは当然ですね。
今回の事故は、管理者が手動でe-Paletteを動かした直後に全盲の選手が接触したとされています。
今自動運転レベル3はレジェンドですが、e-Paletteはレベル4に相当する技術を搭載しています。
もちろん歩行者などが通ろうものならセンサで感知して自動停止します。運行速度も時速19kmを最高速度としています。何かあった時にすぐに停止できる速度であるということ。
しかし今回の事故はe-Paletteの側面に接触したという事です。動き出している車両に対して近づいたらどうなるか?これは角度などにもよりますけど、100%停止できるわけではないということになります。
もし、東京オリンピックが健全な状態で運営されていたら、お酒を飲んだ観衆やSNS拡散を狙った人などがウェーイとe-Paletteに自ら突っ込むケースだって多発したかもしれません。
人間が自ら突っ込んでいくケースにおいては対応しきれないのが現状のようです。
ともあれ、事故があった!という事で、自動運転なんか駄目だ!とならないことを祈っています。
この技術はこの先に必ず必要になっていく技術です。