MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

タントの電動パーキング車、リヤホイールのバランスウエイトに要注意

タントに乗ってる人から、自分でタイヤを交換した後変な音がするから見てほしいという相談です。

タイヤ交換をした後に異音が発生するというのは、多くがネジの緩みです。

とりあえず異音を確認した後に処置したいので、トルクレンチを持ってテスト走行へ。

すると、少し走ると速度と比例してリヤの方から異音が出ているのがわかります。

危険な部類の異音に聞こえたので、近くの駐車場でホイールナットを点検しました。

見たら社外のホイールに純正のナットを取り付けています。

トルクレンチで点検すると、ちゃんと締まっています。少なくとも規定トルクよりも少ない締め付けではないです。

みたら電動パーキング車です。もしやドラムの中がおかしくなってるのか?と頭をよぎりましたが、会社に戻ってリフトアップ。

原因がわかりました。

リフトアップしてみるとおかしいところが発見。

バランスウエイトが、バックプレートより出ている部分に接触しています。

どうやらこれが原因のようです。

というか、こんなに突起が出ているのか?なんだこれは?

ここまでバッチリと当たってしまってるので、とりあえずリヤホイールのバランスウエイトは剥がしました。

オーナーに聞くと高速は乗らないというので。

しかし、この出っ張りというか変なプレートが出ているために、バランスウエイトの貼り付け位置が相当制限されますね。

社外ホイールは要注意ですね。

タイヤサイズは合ってるので、オフセットの問題とかそうでもないですね。

タントの電動パーキング車は打ち込み式のウエイトを使った方がいいですね。

お気をつけください。