MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

AGS搭載のアルトを会社が営業車にするのはおすすめできない・・・

またもAGSの不具合に遭遇しました。

車はアルトで、AGS搭載車です。AGSというのは、オートギヤシフトの省略です。基本はマニュアルミッションです。

 

クラッチ操作と、ギヤのチョイスをセミオートマ化したものです。

 

今回の不具合は、冷間時のジャダー。

そして異音です。

試してみると、朝一番の発進時にクラッチジャダーが明確にわかるほど発生していました。

これはクラッチをOHしないと直らなそうです。

概算で計算すると7万円弱しそうです。

そして異音についてはAGSアクチュエーターです。ギャギャギャギャとかガーとか、妙な異音を時々発生しています。

クラッチに至っては7万円ほどだとして、AGSのトラブルとしては25万円弱はかかってきます。

AGSのトラブルって、基本的にアクチュエーターASSYの交換になってしまいます。

うちの奥さんの会社って、このAGS搭載のアルトを大量に導入してるんです。15台弱はあるはずで、AGSのアルトだったらミライースにしておいた方がよかったんじゃないかなって。

会社の営業車のように、大量発注する場合ってトラブルが発生した時のことを想定しておいた方がいいです。

もちろん20万キロをトラブルフリーで走り切った、AGSのアルトも知ってます。が、ちょっと不具合が多すぎる。

ミライースだったらCVTだし、フルードの交換も可能。

AGSの場合、作動油は非売品です。つまりメンテナンスらしいメンテナンスってできない。

ある程度予防整備ができて長持ちさせることが可能な車ならいいんです。

 

アルトのAGSの場合、何もメンテナンスができなくて突然壊れてハイ25万円!こういうのって使い倒す車には向いてないなと。

 

知り合いの会社に、営業車についてアドバイスを求められた時、故障した時のリカバリーを考えた方がいいと伝えてます。

 

それを考えるとアルトよりもイースの方が、いろんな車屋さんでみてもらえるし、扱いやすいと思います。

 

 

AGSもフルード交換くらいできるようにしてほしい