マツダの塗装がよくなったということは昔から知っていましたが、改めて実車をじーっと眺めたことはありませんでした。
しかし、マツダ3を間近でみる機会をいただいてじっくりと見てきました。
インスタにアップした写真。これぞまさにソウルレッド!
うちの奥さんはマイカーを仕事に使っています。訪問介護でお客さんの家までマイカーで行って作業をする。
1日当たりの走行距離が相当かさむことがあります。多いときなんか1日で100km近く走ることがある。さすがにそんな日はあまりないけれど、マイカーで移動しているとそれなりにコストがかさみます。
オイル交換だって3か月に1回以上のペースでやっています。びっくりしたのがタイヤです。新品でおろしたタイヤが1シーズン使っただけでかなり減っていた。
こうなってくると、本来なら車の整備代だって経費で扱ってほしいものの、パートなのでそこまで厳密に確定申告するのかというと、そうでもありません。
では、いかにランニングコストを下げるかということに重きを置いて整備しています。
僕自身が整備士なので、すべての整備をしています。タイヤ交換時にはブレーキのチェックをして、エンジン回りの日常点検は週に1回はボンネットを開けて。
ランニングコストで一番費用がかかるのがタイヤですね。タイヤは型落ちの新古品を選んで買っています。
アジア系のタイヤでもいいんですけど、それなりのブランドのものを新品未使用型落ちだと同じくらい安く手に入れられます。
仕事で車を使ってる人は、間違いなく法定の12か月点検は受けるべきだと思います。メンテナンスのほうが追い付かない状況にだってなりえますからね。
スタッドレスタイヤに履き替えましたが、TPMSも当然移植しました。自分でタイヤの空気圧なんかチェックするわけないのだから、こういうもので視覚的に確認してもらう。
技適承認のものなら電波法問題もクリア。
このタイヤプレッシャーモニターシステムってものすごく便利なのでおすすめします。
タイトルはあおりでもなんでもありません。率直にすごぇデザインだ!と実車をまじまじみてびっくりしています。
マツダ3です。街中で走ってるのはたくさん見かけたけど、実車を間近でじーっと眺めるのは初めてです。
なるほど、こりゃすごいデザインだ。と。
この前トヨタの新型カローラツーリングもじーっと見ました。若干バッティングする車種同士ながら、僕の中ではマツダ3のほうがオーラがすげぇと感じました。
ただ、カローラツーリングのハイブリッドE-Fourのほうがシステム的にはいいなと思っています。
実際に運転席に座ってみると、後方視界が悪い・・・。リヤガラスなどがちいさくて見にくいというレビューを雑誌で見かけましたが、確かに見えにくい。
だけど日産でいうところのアラウンドビューモニターを搭載してるのでさほど困りません。
まあこの車を語るのは一にも二にもデザインです。
マツダ3って、もともとさかのぼるとアクセラですよ。さらにさかのぼるとファミリアですよ?
ファミリアがこんなデザインになっちゃったっていうのは衝撃的。マツダにとってちょうどど真ん中に位置する車ですよね。上にはアテンザであるマツダ6がいるし。下にはマツダ2がいます。デミオですね。
全てを数字表記にしてトータル的にブランディングを考えているのがよくわかります。
この車、すげぇのは塗装もすげぇ。これは板金泣かせな色合いです。これが匠の色か・・・。すごい。
日本車のど真ん中に値する車でこういったデザインなのは、後にも先にも記憶にないですね。なんせかっこいい。
実用的は置いておいて、かっこよすぎる。これが先祖がファミリアだった車か?って。
この個体はスカイアクティブDを搭載していました。
できればスカイアクティブXを拝見したいところでしたけど・・。マツダ3を買うのなら僕もスカイアクティブDを一押しですね。もちろん生活やランニングコストなどトータル面で見てですけど。
夢があって、お金にゆとりがある人ならこの先すぐに控えているスカイアクティブXです。
僕も有名なユーチューバーで稼ぎがたくさんあったら、スカイアクティブXを買ってみたい。それほどインパクトのあるエンジンです。
ガソリン車の歴史を変えるエンジンですからね。
それにしても、マツダのデザインかっこよすぎる。でも僕の中の頂点は後にも先にもRX-7のFD3Sです。この車のデザインを超える車はいまだ見たことがありません。
フェラーリもランボルギーニも目じゃないよ。FDの美しさって。
これが日本のデザイナーがデザインして日本車で、さらには孤高のロータリーエンジンを積んだピュアスポーツなんだっていうんだから。
僕の中でキングオブカーはFD3Sです。GT-RでもスープラでもNSXでもない。僕は世界中の車の中でRX-7が一番好きです。
そんな馬鹿な・・・やめてくださいよ・・・。結果を書くとこういうリアクションを取らざるを得ない出来事が起きたので紹介します。
事の発端は一本の電話
「家から車を出して、しばらく走ったら急に車が動かなくなった!どうすればいい?」
これはいろんな意味で強烈な内容でした。車屋さんにかかってくる緊急ヘルプ要請電話。いかに短時間で解決できるか?ここにCS向上のカギがあります。僕はこの手の電話が大得意です。
電話を最初に女性事務員さんが受けて、受話器越しに聞こえる情報で推理を開始。まずはかかってきた電話番号を違う電話から検索。
その電話番号をパソコンに打ち込むと該当する車両が検索できます。
うちのユーザーであるAさんで間違いなさそうです。女性事務員さんが、とりあえず車のナンバーを聞いているので、復唱しているナンバーの車を僕もそばで検索。
Aさんの車で某S社の軽自動車だということがわかりました。いつも活用してくださっている優良ユーザー様で、このAさんの車はCVT。マニュアルではない。年式は新しく、スマートキー搭載のアイドリングストップ付き車両です。
ナンバーまで女性事務員さんが聞き出したところで、僕に電話をバントンタッチ。近くに後輩メカニックを連れてきて、僕とお客さんの電話のやり取りから何を装備して現場へ向かうべきかを考えてもらう。
とりあえず情報が少なすぎるので、車が動かない理由を聞いてみました。高年式のAさんの車。動かなくなったということでマニュアル車で別の車だと思ったのです。もしかしたらクラッチが滑ったとか?
車がなぜ動かないのか、短時間に問診します。
僕「Aさん、車が動かないという症状は詳しくどのような症状ですか?エンジンはかかってますか?」
Aさん「エンジンはかからない」
僕「エンジンをかけようとしてみてください。メーターパネルに電気はつきますか?」
Aさん「いつもと様子が違う。つかない」
この時点で、オルタネーターがまさかこの年式で壊れて走行中バッテリーが上がったのか?ということが頭をよぎりました。
それかオルタネーターベルトが切れたか?
しかしもう少し情報を聞き出す必要があります。
僕「CVTですよね?ギヤはDに入ってませんか?Pに戻してエンジンをかけてみてください」
Aさん「いや、今はPに戻している」
ここまでで正解がわかった人はすごいです。
この時点で後輩はとりあえず適合するバッテリーを持って現場にレッカーに行こうと準備をしていましたが、経験上気になったことがあったので最後の質問をぶつけてみました。
僕「Aさん、カギって持ってますか?」
Aさん「何を馬鹿なことを言ってるんだ!持ってなきゃここまで来れないだろ!当然もってる!」
しかしもう少し聞き出さないといけないことがあったので質問を続けます。
僕「Aさん、そのカギってその車のものですか?」
Aさん「おいおい、君は何を言ってるんだ?当たり前だろう!」
僕「Aさんのお宅には同じメーカーの車が2台あります。いずれもスマートキー搭載車です。もしかして間違えてませんか?」
Aさん「はあ?そんなわけ・・・・」
ここで沈黙。
Aさん「あっ!これ娘の車のキーだ・・」
ということで回答編に入ります。
何故エンジンがかかって少しの間乗れたのか?
Aさんの家は玄関先に車を停めています。キーも玄関先のホルダーにかけています。エンジン始動はちゃんとしたメインキーを使ってかけた。
この日はあまり寒くはなかったのですが、すぐに出発しないで準備を整えたりして若干の暖機運転をしたと思われます。
そして車のキーを持って出かけた。しかし持って行ったキーは娘さんの車のほうだった。
では走行中何故エンジンが止まったか?これはあくまで推測ですが、本当にエンジンが不調になってアイドリングが続かなくてストールした説。
もう一つは、裏を取っていないんですがアイドリングストップしてしまったということ。このメーカーのAさんが乗っている車種はスマートキーを携帯していなくてももしかしてアイドリングストップするのかもしれない(これは推測です。きちんと裏をとっていませんのであしからず)
いずれにしろ走行中に不幸にもエンストをしてしまった。その後持っていたキーでは再始動ができなかったということです。
まさかのキーを間違えている。
これ、僕は実際に体験したことがあります。違うお客さんの家にクラウンを整備で預かりに行った。オーナーからキーを受け取って、オーナーが立会いのもと車のエンジンをかけて預かった。
工場について駐車場へ停止させたあと、エンジンがかからなくなった。
何故?この時はパニックになった。よーく見るとカギが違うんです。クラウンマークのスマートキーじゃなくて、トヨタマークのスマートキー。
この家には確かプリウスを乗ってる人がいて、プリウスのキーを渡されたというオチ。最初にエンジンがかかったのはお客さんが本物のキーを持っていて、そばにいたから偶然スマートキーの電波がとどいてエンジンがかかった。
だけど一回エンジンをとめちゃうと、再始動ができなくなる。こういう体験を昔したことがあります。
なので、スマートキー搭載車って本当に思いもよらぬトラブルに遭遇することがあるのでびっくりです。
Aさんは家の近所だったので、走ってキーを取りに行って事なきを得ました。
こんなありえないような本当の話があるので、頭の片隅にでもおいておいてください。
その恩恵を受ける前に終わってしまったか・・・。
この度日産はZESPとよばれるEVユーザー向けの充電サポートプログラムを改定することになりました。
今までのものは月額2000円を払うことで、日産のディーラーや高速道路のサービスエリアにある充電設備を使い放題使えたわけです。これのすごいことは定額で2000円を払えば極端な話、自分で電気代を払わないでもリーフに充電することができる。
つまり2000円でどこにでも行けちゃうというもの。すごいですよね。ガソリン車では考えられないことです。2000円毎月払えば、決められた施設での充電がタダになる。
長距離を走る人にはこれ以上ないプランでした。これがシンプルというプランとプレミアムの3タイプのプラン、合計4つに分かれることになります。
今まで電気代が2000円以内くらいの移動しかしないユーザーであれば、この見直しはなんら影響がありません。ですが、たくさん距離を走る人にとっては自己負担が大きくなるわけです。
プレミアム10は月額4000円で急速充電10回まで。
プレミアム20は月額6000円で急速充電20回まで。
プレミアム40は月額1万円で急速充電が40回までとなります。
まあこれを考えると、一番高いプランであっても月1万円で急速充電が40回できるわけです。40回ガソリンを満タンにすると、比べ物にならないくらいガソリン車のほうが燃料コストが高いので、それでも安いランニングコストですけどね。
EVのメリットってやはり燃料コストの安さですよね。これから先新車がガソリン車よりもEVが台数が伸びてきたとき、日本は多分走行課税などを導入してくると予想されます。
今はガソリンからEVへの移行時代にあり、EVのパイオニア達は燃料コストで一番恩恵を受けることができました。どんどん普及していけばそりゃ急速充電もバッティングするようになります。
今までは台数が少ないからこそ、並ばなくても充電ができたわけですから。台数が増えれば増えるほどこういったプラン変更をしていかないと出先で充電する時に、問題が増えてしまいます。
もしEVの充電時間が5分程度で80%程度まで貯められるようになれば、それほど順番待ちもしなくていいでしょうね。僕がガソリンスタンドで務めていたころ、セルフ式のスタンドが軒並みできました。
セルフのスタンドって、1分あたりの流量が決まっていた。1分あたり40リットルまでしか入れられなかったんですよね。なので、大型車などは給油のセッティングやら何やらをするまでに5分くらいはかかった。
5分くらいなら並んで待ってるんですよね。みなさん。
EVも遠出をするときは、どこかで充電をしないといけない。普通に使えば家で充電。そして遠出をするときは充電スポットで充電。
週末のサンデードライバーなら問題はないですが、リーフを営業車などで使ってる人はいやーな改定になると思います。
でももっとこの先締め付けが多くなってくるのは、みえみえです。EVで最大限燃料コストの恩恵を受けられるのはもうちょっとでなくなってくるかもしれません。
僕が住んでいる地域はいわゆる田舎です。田舎の車屋さんっていうのは、いまだに納車引き取りもやっています。町場のディーラーは納車引き取りはほとんどやらなくなりました。
納車引き取りの何がいけないのかというと、時間がもったいないという点。下手な話会社から30km以上離れた山間地からも引き取りをすることがあります。
往復で1時間以上がなくなってしまう。これを整備士に行わせると、工具を持っている時間が少なくなって生産性が非常に低くなってしまう。
こういう事態を避けるために、業界では少しずつ納車引き取りはなくなっていきました。ディーラーではほとんどやってません。
でも納車引き取りのすべてが悪なのかというと、メリットもあります。例えば担当する整備士が納車引き取りに行けば、お客さんのご用命事項を会社に戻ってくるまでに何度も再現するチャンスがある。
例えば車検と一緒に異音を直してほしいという依頼。会社へ戻るまでの道筋で、その症状を再現するなどどのあたりが悪いかテスト走行も兼ねることができます。
この辺りは一石二鳥になる。そして重整備が終わった後、実際に担当した整備が納車にいくことによって、最後のテスト走行を実施できるしお客さんと対面して車を引き渡すため、責任感も人一倍になります。
このあたりがメリットです。
中にはびっくりすることがあるんです。それはガソリンがほとんど入っていない車。僕はがガソリンのエンプティマークが点灯するまで減らすことはしません。それは、もしガス欠を起こしたら燃料ポンプに負担がかかることを知っているから。
燃料ポンプって、ガス欠時にいエアを吸い込むと下手したら壊れることがあります。これを避けるため、最低でも一番下のメモリになったらガソリンは入れるようにしています。
お客さんの中にはエンプティマークが点灯しているのに燃料を入れていない人がたまにいます。それはそれでいいんですが、それが山間地の車だったら・・。
これ、果たして会社にたどり着く前にガス欠になるんじゃない?って。
逆にその人の家にたどり着けたとして、オーナーがガソリンスタンドに行く前にガス欠になるんじゃないって・・・。
どちらにしろ、ここまで燃料を減らしてしまう人っていうのは・・・。
うーんという感じです。
燃料を少なめに入れると、車は軽くなります。燃費には効くわけですが、総合的にみると燃料ポンプへの負担が心配なので、もっと早いスパンで燃料は入れたほうがいいと思います。
スリル満点です。
車を構成する部品で、基本的に純正部品と社外部品が存在します。純正部品は外板パネルや灯火類(最近は灯火も社外があります)。
社外部品というと、エンジンのベルトやブレーキパッドなどが想像しやすいです。車の外板パネルなどが社外品設定がないのは、専用部品だからです。
例えばエンジンって、共通のエンジンが何車種も載せて走るのは当たり前です。ちょっと前のトヨタ車なら1NZというエンジンがあり、ヴィッツ、ファンカーゴ、bB、シエンタ、プロボックス、イストなどなど。
みんな1NZを積んでいました。ならばファンベルトは社外部品を作ろう!と、社外部品メーカーは思いますよね。汎用性が高いため、幅広い車種で使えるから。
純正部品しかないのって、その車種の専用設計のものが多いです。
話を元に戻して、
「それなりの部品」
について書いてみます。これもわかりやすい例を挙げるとタイヤです。タイヤって安いものから高いものまで雲泥の差があります。値段もさることながら価格もまたしかり。
ここで強調したいのは、その車にあったそれなりの部品を使うことをお勧めするということです。
例えば軽自動車にだって今や乗り心地のよいレグノというタイヤがブリヂストンから販売されています。
実際に軽自動車にレグノをはかせたものに試乗したことがありませんが、おそらく純正装着タイヤよりも高性能なため、乗り心地は大きく変わるでと想像できます。
タイヤってびっくりするくらい乗り心地が変わります。
ではその逆のパターンはどうか?これがちょっといただけないパターンになります。クラウンという車、ご存知ですね。いつかはクラウンと呼ばれた車です。
トヨタ車をサラリーマン人生に当てはめると、新卒でカローラを買う。そこからワンランク上のプレミオやアリオンなど。そして次はマーク2三兄弟。到達するのがクラウン。
サラリーな人生と車を当てはめていくとクラウンという車は、人生のピーク時に乗るような車。
そんなクラウンに新興国メーカーが作った格安タイヤ、履かせてみますか!?クラウンといえばレグノを履いてもらいたいわけです。
レグノを履かないとクラウンという車が十分に発揮できない。そこを安ーいタイヤで済ませてしまう。これがちょっといただけない乗り方になるわけです。
その車にはそれなりの部品をあてがってあげないと・・・。
外車って部品が国産よりも高いです。そりゃ輸送コストなどを考えれば高くなるのは納得できます。でもそれを覚悟して乗らないといけないのが外車です。
あえてデチューンして乗り回すのであればいいんですが、せっかくの車ならそれなりの部品を装着して性能を十分に発揮した状態で使ってあげてほしいと。
そんなんだから僕は軽自動車ばかり乗ってるのかもしれません(笑)軽自動車の世界も奥が深いですけど。