MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

ミニキャブ、イグニッションコイルが膨らむ症状?

エンジンが不調でミニキャブが入庫してきました。

明らかに一発死んでいるような症状。

失火してるんだろうなとエンジンをみてみたら違和感。

??

1番シリンダーのイグニッションコイルが膨らんでいます。

見た目から、このコイルがダメになってるんだろうなということはわかります。

なんでこんなことになってるのか?

コイルが膨らむということは、熱を持ったということです。言い換えれば過電圧状態にあったとも言い換えられます。

コイルの取り付け10mmのネジが緩んでいたのかというとそうでもなくしっかり取り付けられていました。

一瞬製品不良も疑いたくなりますが、問題は別にあったりします。

特にタイミングベルトを交換した経験のあるエンジンなど。

ここのアースケーブルが接触不良になってることがたまにあります。

このアースがきちんとしていないと、コイルに影響が及びます。

タイミングベルトを交換する時にカバーを外すために脱着しますから。

もしコイルが膨らむことがある場合、アースを点検してみてください。

 

 

タンデム仕様のハンターカブにリヤボックスを取り付けてみた

ハンターカブで買い物をした時に、荷物をたくさん入れられるようにリヤボックスをつけてみました。

 

買ったのはこちら。HI-LINEの延長キャリアとボックス45Lです。

 

まずはタンデムシートを外してリヤ延長キャリアを取り付けます。

 

これは純正の穴をそのまま生かせるので取り付けは非常に簡単です。

 

ただ武川のタンデムシートだと、クリアランスが狭くなりすぎるため後ろ側の固定が完全ではなくなりました。

シートの樹脂部分を少し削ってあげないとダメっぽいですね。

とりあえずと理つけてありますけど。プレートとネジの厚み分が余計ですね。

 

続いてリヤボックスの台座を取り付け。

 

同じHI-LINE製なので話が早くて助かります。

 

ボックスは台座に前側を差し込んで後ろをネジで固定します。

 

これだけで大丈夫なのかなと不安になりますが、がたつきなどはなし。

 

あとはクッションパッドを取り付け、キャリアの内装を貼り付けておしまい。

両方両面テープです。

 

これである程度色々なものが積載できます。

 

 

 

 

 

キャリアは対荷重20kg。ボックスはもちろん防水です。

 

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ダイハツ、タント キーフリー警告表示!エンジンがかかりにくい原因は?

タントを使ってるお客さんから、キーの調子が悪いというご相談。メーターに何か表示出たということで、もしや電池切れじゃないか?から問診をスタート。

 

この年代のダイハツ車に限らず、スズキ車もそうですけど、キーの電池を一つ交換してもスペアキーの電池も減っていたら、そちらも電池交換をしないとメーターの電池警告は消えません。

が、話を聞くとそうではないようで、販売店で点検を受けてくださいと出ています。ということで、入庫。

 

現車を確認すると、預かった時はその表示は出ていませんでした。

しかし、エンジンをかけようとするとプッシュスタートの反応がイマイチよろしくない。何回か押してエンジンがかかるといった感じです。

 

症状でピーんときたんです。確認したらやはりサービスキャンペーン未実施車両でした。

 

プッシュスタートスイッチにおいて、制御コンピュータの電流値の設定が高いため、車室内のシリコーン濃度によってはスイッチ内部で不導体のシリカが形成されることがあり、接点部で接触不良が発生し、インフォメーションディスプレイに故障表示をする、あるいはメータ内のキーフリー警告灯が点灯するとともにエンジンが始動しにくくなるおそれがあります。

※故障表示が出て始動できなかった場合、再度プッシュスタートスイッチを押すと始動できます。

ダイハツHPより引用

この年代のダイハツ車はプッシュスタートスイッチが不良なものがついている可能性があり、発生対応のサービスキャンペーンが出ています。

 

メーターにこの表示が出たら、怪しいと思ってください。

 

診断機を繋げるとB2278 プッシュスタート異常が出てれば間違い無いです。

 

現在取り付けられているプッシュスタートの色を調べます。

 

カプラーに刺さってる側面が黒色だったら交換が必要になります。

 

対策品は側面が茶色になっています。

 

プッシュスタートのトラブルが出たら、まずはサービスキャンペーンを疑ってください。

 

軽自動車の事業用黒ナンバーを自家用黒ナンバーへ戻す手続きをやってみた

今割と黒ナンバーが多くなってきています。しかし、この黒ナンバーって簡単に廃車することができません。

今回は事業用の黒ナンバーを黄色ナンバーへ戻す手続きをしてみました。

必要なものは以下の通りです

 

貨物軽自動車運送事業経営変更等届出書

事業用自動車等連絡書

・車検証(電子車検証の場合記録事項も)

・返却する黒ナンバー2枚

・2180円

陸運局の輸送課へ行って、あらかじめ記載しておいた

貨物軽自動車運送事業経営変更等届出書

事業用自動車等連絡書

を提出して押印してもらいます。この押印してもらった2枚の書類を持って、軽自動車協会でナンバー変更をします。

 

ちなみに

・貨物軽自動車運送事業経営変更等届出書

・事業用自動車等連絡書

これらの書類は国土交通省のHPからダウンロードできます。

 

軽自動車協会で必要書類をもらって、記載すると新しい車検証と黄色ナンバーをもらえます。

費用は2180円です。

 

手続きはちょっと特殊ですけど、すんなり行きますので。

ミニカ、キーが抜けなくなったトラブルの原因は?

ミニカに乗ってる人から、

 

「キーが抜けなくなった」

 

という相談を受けました。

 

ミニカというと、まあまあ古い年式です。

エンジンはかけられます。しかしOFFにしようとしても、ここまでしかキーが回らない。

シフトはちゃんとPレンジに戻ります。

 

???シフトが戻らなかったり、問題があったりするとキーが抜けないはずですが、ちゃんと元に戻る???

 

シフト側に問題はなさそうです。

 

ただ体感的にキーシリンダーの問題じゃなさそうです。

 

シリンダーを確認するために、コラムを外すと違和感が。

シフトロックワイヤーが根元でもげています。

 

手でワイヤーを押し込んでみるとキーが抜けました。

 

シフトは戻っていても、ワイヤーの引っ張りが足りないため、シリンダー側ではPレンジに戻ってないという判断になっていた模様です。

 

ワイヤーを交換して終了。

自動折りたたみサンシェードを買ってみた感想

今年の夏はやばいくらい暑かったので、サンシェードをシエンタ用に買ってみました。

 

買ったのは自動折りたたみサンシェード。

 

助手席側に貼り付けて、運転席側へ引き伸ばして使うものです。

 

吸盤で貼り付けます。

 

こんな感じで展開します。

 

しまう時は、自動で折りたたんでくれるので楽ちんです。

 

 

プリウス、走行中マフラーから白煙が出てオーバーヒート

プリウスに乗ってる人から、走行中マフラーから白煙が吹いてオーバーヒートランプが点灯した。

という相談を受けました。

話を聞くといかにもヘッドが飛んだんじゃないか?っていう症状でびくびくしましたが、レッカーされてきた現車を一つずつ確認しました。

 

オイルはきちんと入ってる。クーラントは一つのサブタンクが空っぽになってるものの、もう一つは入ってます。

 

クーラントを補充して、とりあえずエンジンは始動できる条件なのでかけてみました。

 

するとマフラーからあまり経験したことがないような臭い。

 

この臭いはなんだろうか・・・?

 

この時点でピンときました。

 

もしやと思って、エンジンをかけてリフトアップ。

 

クーラントが漏れている箇所は見当たらない。

 

ただ、またもサブタンクが減っていく。

 

ということで、原因はフロントパイプの可能性が濃厚だと。ヘッドが飛んでいるような状態ではないので、どこかへクーラントが流れていってしまってるなと。

 

排気熱回収システムの熱交換器において、長時間のアイドリングや暖気途中状態での多頻度走行を行うと、冷間時に排気ガスを通す熱交換器への熱応力の繰り返しにより、冷却水通路部に亀裂が発生して、冷却水が排気管内に漏れて減少し、暖房が効きにくくなったり、高水温警告灯が点灯する場合があります。
当該現象が発生し修理をご用命の場合、下記の通り無料にて修理対応致します。

トヨタHPより引用

 

実はこの55プリウスはフロントパイプに問題を抱えていて、保証延長がでています。

 

症状をトヨタに相談して、フロントパイプを交換してもらいました。

 

そのあとテストすると問題なかったので、原因はフロントパイプですね。

 

この保証延長は9年まで延長されています。そろそろ延長期間も終わるので、該当の症状が出たらすぐにトヨタへ相談してください。