トヨタが皮切りに、コネクテッドカーというものが徐々に広まりつつあります。コネクテッドカーというのは、クルマがインターネットに繋がっているものです。
トヨタはG-BOOKというナビを昔からネットにつないで自動で更新といった試みをしていましたが、コネクテッドカーというのは車そのものをネットに繋げるものです。
コネクテッドカーの利点というと、車の状態を常にトヨタのコントロールセンターが把握していて、故障コードが入力されたらドライバーよりも早くにトヨタ側で察知。
修理該当部品をあらかじめ手配して、さっと修理ができてしまう。こんな利点があります。その他にも事故などの衝撃をすぐに察知することもできます。メリットが多数あるのがコネクテッドカーです。
今現在、みんなでコネクテッドカーの使い方を広げましょう。という試みが始まっています。
ホンダもコネクテッドを導入するということで、乗用車メーカーは次々に参入し始めていますが、ここにきてトラックメーカーも波に乗ろうとなっています。
トラックって、平ボディのトラックであれば問題ないのですが、架装されているトラックがかなり多いです。
トラックの頭だけあって、後ろがタンクローリーになっていたり、冷凍車になっていたりキャリアカー仕様になっていたり。実はこの架装部分は自動車メーカーが作ってるわけではありません。
例えばいすづや三菱ふそうがベースのエルフやキャンターを用意します。そのうえに架装メーカーがローリーのタンクを積んだりキャリアカーしようにしたりする。
ローリーを例に上げると、ミッションから小さいプロペラシャフトをもう1本出してそれを動力としてローリーのポンプをまわしています。
このプロペラシャフトから先の部分は架装メーカーが担当しています。トラックメーカーがコネクテッド仕様にするには、架装メーカーも便乗してもらわないとダメ。
各トラックメーカーはそれぞれ架装メーカーにも、架装部分をコネクテッド化するように呼びかけるということです。これにより、どこかでローリーのポンプが壊れた。となった場合でも、架装メーカー部分のコネクテッド機能ですぐに部品の特定ができ修理がスムーズに行える。
こういう時代がもう少し先にやってくると予想します。
さらにこの先の時代になると、車だけではなくて車と街が融合していく。そんなイメージをトヨタは抱いている。E-パレットと呼ばれる無人コネクテッドカーが街中を複数台走る。
そう遠くない将来そんな時代がくる。トヨタはソフトバンクと提携したのもこの辺の技術協力を睨んでいるわけです。
自動車は大きな変換期を迎えつつあります。