車のカタログって、自分が欲しいと思う車のものくらいしか持ってませんよね?
僕もこの前カタログをぼーっと眺めていたら、マツダのカタログがすごっ!!と思ったので紹介します。
どうですか?
確か去年まではちがったはず。それぞれ車の写真がタイトルに使われていた。でも今年になってこのように変化していました。
全て同じです。タイトルにはシンプルに車種名しか書いてありません。
このカタログを見てどう思いますか?
僕はこういうシンプルなの大好きです。マツダは車のイメージもかなり各車種にマツダのアイデンティティが導入され、モデル名もほぼ記号と変化しました。
シンプル好きな僕には好印象なんですけど、一般的にはどうなのかなって。
ちなみに他のメーカーのカタログはこうなってます。
スバルです。スバルもフェイスは共通なイメージを持たせているのがわかりますね。
こちらはホンダです。やっぱり車が前面に出てきます。
王者のトヨタ。色とりどりですが、やはり車が前面に出てきています。
日産はこちら。車種の色を赤に統一して、ロゴマークも左上にもってきて統一感があるのがわかります。これも僕は好き。
スズキ。他のメーカーと同じく車が前面です。
三菱です。カタログ上部に三菱のロゴが入っている点は日産と同じですね。わかりやすい。
そしてダイハツ。こちらもメーカーのロゴが上部にはいってますね。
全てのメーカーに言えることなのは、表紙に車を前面に押し出しているという点。
主要な乗用車8メーカーのみのカタログ紹介ですが、マツダだけ異色なのがわかります。
よく言えばプレミアム感が出ていると思います。悪く言うと、名前も記号だし、カタログもこれだと、その車がわからない人にはさっぱりわからないと思います。
もう少しマツダがプレミアムメーカーになればこのカタログでいいとおもう
僕個人の意見ですけど、このカタログってレクサスとかだと納得しませんか?
そしてフェラーリや高級外車のカタログがこういうラインナップだったら、シンプルでプレミアム感があってよろしいとなります。
マツダのターゲットっていうのは、プレミアム感を押し出して、従来のポジションから脱却を図ろうというのはわかります。
でも、一見さんが車を買いに来た時に、カタログをください!とディーラーに足を運ぶにはちょっと敷居が高くなってきているかな。
そこまでプレミアムな自動車メーカーなのかというと、そうでもありません。
ちょうど変革期の真っただ中だから、このような違和感を感じるんだと思います。
もしマツダがこのまま突き抜けて、国内でいうとレクサスくらいまでのポジションに到達できれば大成功です。
そうでなければ、わかりにくいという烙印を押されて、変更を余儀なくされるんじゃないかなと。
事実、マツダの業績は下がりつつあります。でも他のメーカーと同じことをやっていては駄目だという気持ちは、いいと思います。
ブログの記事ってタイトルで読まれるか読まれないかが分かれます。
例えばロードスターのクラッチをOHしたから読んでもらいたい記事があるとします。
これでどの位の人が興味を持ってくれると思いますか?
「マツダのロードスタークラッチOHポイントはここ!絶対にあったほうがいい工具と作業のポイント紹介!」
こんなタイトルだったらどうでしょう?
タイトルだけで、ある程度の内容を伝えて引き込もうとしているのがわかります。
カタログも同じだと思うんですよね。
車に興味がない人が、各自動車メーカーのカタログから自分が欲しい車を選べ!っていう試みがあったらどうでしょう?
マツダのものはぱっと見で視覚からは車の情報がまったく入ってきません。
このあたりはマーケティングの戦略ですけどね。
マツダの試みの答え合わせはもう少し先になりそうです。