一本の電話から始まりました。
「車を動かそうとしたら、ギヤが入らなくて…」
とのこと。
現場へ向かい、車両を確認。

車は日産 エクストレイルでした。
詳しく聞くと、
「Pレンジからシフトが動かない」
という症状。
ただ、何度か操作していたら突然Dレンジへ入ったため、そのまま積載車へ載せて引き上げてきたそうです。
AT車は通常、ブレーキを踏めばシフトが動く
最近のAT車は安全のため、
「ブレーキを踏まないとシフトが動かない」

仕組みになっています。
いわゆるシフトロック機構です。
つまり今回のように、
- エンジン始動済み
- ブレーキを踏んでいる
- なのにPから動かない
となると、
「シフトロック系統かな?」
と考えます。
原因はまさかの“ブレーキランプ”
原因を探っていた時。
後ろで見ていた同僚整備士が一言。

「ブレーキランプ点いてないですよ」
そこで一気に原因判明。
犯人は、
ストップランプスイッチでした。
車が「ブレーキ踏んでない」と勘違いしていた
ストップランプスイッチは、


- ブレーキランプ点灯
- シフトロック解除
- クルーズコントロール解除
などに関わる重要部品です。
今回、このスイッチが接触不良を起こしていたため、
車側が
「ブレーキ踏まれてません」
と認識。
その結果、
シフトロック解除ができず、Pレンジから動かなかったわけです。
修理はシンプル
ストップランプスイッチを交換。


これで症状は改善しました。
部品代も3000円しないくらい。
ですが、この小さな部品一つで車が動けなくなることもあるので侮れません。
実はかなり働き続けてる部品
このスイッチ、ブレーキを踏むたびに、
ON
↓
OFF
↓
ON
↓
OFF
を延々繰り返しています。
つまり走行距離だけではなく、
- 街乗り
- 渋滞
- 信号待ち
が多い車ほど酷使されやすい。
15年以上経過した車なら、予防交換してもいい部品だと思います。
小さな部品ですが、最近の車ではかなり重要な役割を持っています。