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現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

タントの燃料計が突然増えたり減ったり…原因は燃料ゲージユニットでした

ダイハツ タントにお乗りのお客様から、

「燃料計の表示がおかしい」

というご相談をいただきました。

具体的な症状としては、ガソリンを満タンに給油してもメーターが満タン表示にならず、しばらく走ると突然満タンになったり、逆に満タン表示だったものが急に数メモリ減ったりするとのことでした。

 

この車両はデジタル式の燃料メーターを採用しています。

まずは車検でお預かりした際に当社でも燃料を満タンにして症状の再現を試みましたが、その時は異常が発生せず原因を特定できませんでした。

 

その後、一旦お車をお返しして様子を見ていただいたところ、不具合の発生頻度が増えてきたため、本格的に修理へ着手することになりました。

 

このような再現性の低い故障は診断が難しく、過去の事例や経験をもとに原因を絞り込んでいく必要があります。

そこで最寄りのダイハツディーラーへ問い合わせを行い、メーカーに同様の事例がないか確認してもらいました。

 

すると全国で類似した症例が報告されており、原因は燃料ゲージユニットの不具合だったとのことでした。

燃料ゲージユニットは燃料タンク内に取り付けられているセンサーです。

燃料の量に応じてフロート(浮き)が上下し、その動きを可変抵抗によって電気信号へ変換し、燃料残量としてメーターへ表示しています。

燃料計の表示異常が発生した場合、まず疑うべき部品の一つがこのゲージユニットです。

 

部品代も比較的安価だったため、お客様へ

「これで完治する保証はありませんが、最も可能性が高い部品です」

と説明した上で交換作業を実施しました。

今回のタントは2WD車のため樹脂製燃料タンクを採用しています。

 

樹脂タンクは金属タンクと比べて取り扱いに注意が必要なため、専用工具を使用して慎重にゲージユニットを取り外しました。

 

取り外した部品を見る限り、内部の接点不良によって燃料残量信号が正常に送れなくなっていた可能性が高そうです。

今回使用した部品は、

・燃料ゲージユニット 3,650円
・ガスケット 2,250円

工賃は約1.5時間となり、修理費用は総額で2万円弱となりました。

 

修理後しばらく経過してからお客様へ状況を確認したところ、症状は再発していないとのこと。

再現性の低い故障は修理後も少し不安が残るものですが、今回のケースはゲージユニットが原因で間違いなかったようで、ひと安心です。

燃料計の表示がおかしい場合、メーター本体を疑いたくなりますが、実際にはタンク内の燃料ゲージユニットが原因となっているケースも少なくありません。

給油直後に表示がおかしい、燃料残量が急に増減するなどの症状がある場合は、一度点検を受けてみることをおすすめします。