今徐々にですが、車検証は電子車検証に変わってきています。


小さな車検証で、裏にICチップがうめこまれてます。
この中のデータを読み込んで、書き換えてずっと使うんです。
先週ですけど、この電子車検証のアプリに不具合が発生しました。
どういうことかというと、電子車検証の中身を読み込むには車検証閲覧アプリというものを介してICカードリーダーで読み取る必要があります。
スマホでもPCに繋いだリーダーどちらでもいいんですが、車検証閲覧アプリで中身を読み込んでPDFファイルとして出力、印刷します。
電子車検証って、再発行されるとICチップが無効化されます。つまり、手元にある電子車検証って本物か偽物かの見分けっていうのは、必ずICチップを読み取れるかどうかを試さないといけない。
それができない場合、車検証がないという認識になり、同一性の検査ができないため車検ができなくなります。

まさかの閲覧アプリがエラーで、本物の電子車検証を読み取ることもできなくなった日があるんです。
僕はその日異変に気がついて、自分のiPhoneの車検証閲覧アプリをとりあえず最新版にアップデートしました。
iPhoneではギリギリ読み取れたので、その日入庫してきた車両の全てをAM中に中身のデータを確認することができたのでことなきを得ました。

他の支店では車検作業が全てストップしてしまったようで、大混乱に陥りましたね。
こういうデジタルの弱みって、大規模なエラーになるので大変ですね。
検査員の皆さんも必ず車検証閲覧アプリを落としておくこと。