MHOエンジニアリング

現役猫系自動車整備士YouTuberチームMHOの車ブログ

エアコン効かない時、エンジンも危険な場合がある!デリカの場合

デリカのD5です。

エアコンが効かないという相談。引き上げに行った人間は、エアコンは効いていたといっています。

工場に入庫して、僕も試してみたら効いてない。

この日はかなり暑い日で、どうもおかしいです。

乗ってきた人間は、運転席は効いていたけど、助手席は効いてなかったといっています。

ゲージマニホールドを当てると、かなり圧力が高くておかしい。

どうも高圧でカットが入っている様子です。走ってる時は微量ながら効いていたエアコンが効かなくなる・・。

ということで原因はこちら。

何かというと、電動ファンです。

モーターが焼き付いているようで、1つが全く動きません。

走ってる時は走行風がラジエターとコンデンサに当たるのでいいんですが、止まってる時や信号待ちの時は電動ファンが回らないと風が抜けません。

エアコンが効かないどころかエンジンもオーバーヒートしてしまいます。

今の車はほとんどがラジエターとコンデンサは同じファンで回しています。

ファンモーターが壊れると、オーバーヒートをするので気をつけないといけません。

15万キロも使ってきたらモーターを交換しておいた方がいいですね。

助手席のエアコンが効かなかったというのは単純に冷媒であるガスが少ないようです。

どこかからリークをしているようですが、目視ではわからなかった。

一旦蛍光剤を流し込んで使ってもらうのですが、電装屋さんにお勧めされたこちらを入れておきます。

蛍光剤入りの漏れどめ剤。

 

この手の商品ってパイプやホースを目詰まりさせるイメージがあったんですけど、これは大丈夫と言ってました。

 

走行距離が20万キロ近いので、どこから漏れてきてもおかしくないですからね。