ハイゼットトラックです。
エンジンがかからないということで、レッカーしてきました。
この車両は過去に燃料ポンプを2回交換しています。
僕がレッカーに行った時、キーONでポンプの作動音が聞こえて、ちゃんとエンジンが一発でスタートできました。
過去に2回も燃料ポンプを交換されている車で、なぜエンジンがかからなくなるのか?
原因を追求していきました。
燃料ポンプとポンプリレーがセットで交換されていて、キーONとOFFを何度も繰り返してみましたが、リレーが変な動きをすることもなく普通でした。
とりあえず症状を再現したいと思ってみても、お盆休み直前で時間もなく、ガソリンを入れて半日程度エンジンをかけっぱなしにしておきましたが症状出ず。
結果、原因は何だったのか?
後輩整備士が突き止めてくれました。夜にエンジンがかからなくなるのを再現できて、その状態で燃料タンクを下ろしていました。
ポンプが駆動しておらず、電源系統を調べていくと、ポンプ手前のハーネスまではちゃんと電源が来ています。
ポンプでは、そのハーネスから先のポンプにつながるカプラをあたっていくと、ポンプが動きだした。
ではと、ポンプに直で12Vを加えると、きちんと駆動。
原因はポンプにつながるカプラの接触不良でした。
カプラの中の端子が若干開いているものがあり、そこが接触不良を起こしているのが原因だったんです。
多分一番最初にポンプを交換した時は、本当にポンプが壊れていたんでしょう。
が、装着するときに硬いカプラーを少しこじって抜いたのか、端子が開いてしまっていた。
接触不良でエンジンが掛からなくなった2回目にポンプを交換する前に、そこに気が付かないといけなかった。
今回リカバリーできた整備士はとてもいい診断をして解決に導いてくれたと思います。
燃料系って、そもそもできる整備が少ないので・・。たまに添加剤を入れるくらいですかね。